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はじめに

わたしはイギリスのイングランドのブリストルに住んでいる。

数年前に日本で働いていた英国人の夫と国際結婚をし、しばらくは日本に住んでいたのだけど、状況の変化に伴いイギリスに引っ越してきた。

イギリスというのは不思議な国で、イングランドとスコットランド、ウェールズ、北アイルランドの四つの地域から成り立っている。

地域というか、もはや国と言ったほうがしっくりくるイギリス人も多いんじゃないかと思う。
そう、これらの地域はもともとは異なる国だったのだ。(北アイルランドはアイルランド)

今でもそれぞれ独立した政府がおさめているし、だいたい’British(イギリス人)?’と聞くと’まぁそうだけど’というような顔をしながら、’俺はウェルシュ(ウェールズ人)だ’とか’わたしはアイリッシュ’と続けられることが多い。

かくいうわたしの夫もスコットランドの出身で、初めて会ったときに’スコットランド人です’と自己紹介され、そうなんだと言いながらも頭が’???’となった。

恥ずかしながら、わたしはイギリスがどのような地域で成り立っているのかをきちんと知らなかったのだ。

そんなわたしが今イギリスのイングランドで暮らしている。

暮らしてみるとそれぞれの地域がもつカラーはとても独特で、自分の地域をとても誇りに思っているのが日常的に感じられる。

ウェールズはウェルシュという独特な固有の言語があり、街中でも多くの看板がこのウェルシュで書かれているのを目にする。

スコットランドにもガリックというオリジナル言語があって、こちらはもう話せる人はとても少ないのだけど、スコットランド政府はもう一度これを普及させようとしているようで最近になって駅名をガリックで表示したりと工夫をこらしている。

そして、近頃スコットランドでは独立運動がすごい。

ブリストルに来る前は夫の故郷であるスコットランドのグラスゴーに住んでいたのだけど、特にわたしの世代(20代)を中心にその熱がすごかった。

そんなわけで今後どうなるかはわからないけれど、今は4つの異なる地域からなるイギリスの一部、イングランドのブリストル。
ここで感じた日常の出来事を綴っていこうと思う。

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