安易に分類しない。
物事を分類して考えるのは便利だ。
個々の情報をそれぞれ考えると頭が混乱してしまうが、グループ分けすると整理できて分かりやすくなる。
けれど、安易な「分類」には弊害がある。
「分類する」ということは「既存のグループに振り分ける」ということ。
でも現実はそんな「〇〇グループ」と断言できるものばかりではない。
そんな時に既存の名前(レッテル)を張ると、曖昧なものを曖昧なものとして認識できずに無理やり分類してしまう。
そんな分類をすると、それが持っていた特殊な性質を見落とすかもしれない。
名著『右脳で書く』には「我々は花を描く時、目の前のものではなく"頭の中の花"を見て書いてしまう」と書かれている。
これは「先入観にとらわれて物事を正しく見れていない」ということ。
ものを分類する行為も同じ。「分類で分けようとする先入観」によって、物の性質を見落としてしまう。
ものごとを分類する時には、まず「そもそも分類して良いのか」を考えよう
自分の感情をなんでもかんでも「エモい」で片付けるのは良くない。
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