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私は3歳であり、1歳である。(肉体は除外する)

噂には聞いていた。
というか当たり前のこととして聞いていたが、実際自分が直面して驚いたこと。

幼児がいると、たとえ保育園に入っていても仕事ができない。

驚いた。

めっちゃ帰ってくる。
保育園からめっちゃ電話かかってくる。

しかも本当に、たまの遠出の時にピンポイントで電話かかってくる。

武蔵小杉駅到着。着信。
渋谷駅到着。着信。
舞浜駅到着。着信。

4月から赤ちゃんだった息子ニコシタも0歳クラスに入園し、少しずつ仕事復帰をするつもりだった。
いやー、これがまた、びっくりした。

今年の夏は暑い。
赤ちゃんニコシタはまだ体温調整機能が完成していない。

外気温に影響され、熱を出す。
湿気が多くて熱を出す。
お友達と遊んで、楽しくて熱を出す。

正直、諸々疾患のあるコシタと違って、身体的には健常児であるニコシタの子育ては油断しまくり子育て。
家にいるときには様子がおかしくない限りは熱を測ったことがなかった。

しかし改めて毎日熱を測ってみると、かなり体温が変化している。
こんな暑い毎日では当然といえば当然だ。

そして3歳クラスになって、大人数クラス所属のコシタはコシタで、いろいろなウィルスを持って帰ってくる。
彼女は週3保育園、週2療育、または病院なので、そのウィルスを運ぶわけにはいかない。怪しかったら保育園を休み、体力の完全回復を図るのだ。

となると、何が起こるのか。

リレーのように子供たちが休むので、仕事が全くできない。

パソコン仕事とかなら隙間時間に進められるだろうが、私の仕事はコーチング。主に対話。
クライアントさんのために私の時間はもちろん、全集中力を捧げられないと成立しない。

そうなるとどうなるか。

既にお約束した予定を変えることを避けるために、そもそもあまりお仕事を受けることができない。
やりたいことも「もうちょっと落ち着いてから」と先送りするようになる。

そうなるとどうなるか。

自己有用感が下がるのである。

さいわいにして私は自己肯定感は何があっても下がらないのだが、自分を何かに活かせているかの気持ち、自己有用感は容易に上下する。

もっと自分を使いたいのである。

さてどうしよう。
改めて考えてみよう。
私は何に困っているんだろう。

子供が熱を出すこと?
家に帰ってくること?
子供への対応の申し訳なさ?
自分の体力の限界?
お仕事の不安?申し訳なさ?

どれも違う気がする。

私は手持ちのボールが多すぎることに困っているのだ。

あれもこれもそれも私がやらないといけない。

自分の仕事は個人事業主、自分でやらないといけない。
子供の対応は旦那と違って、出社義務のない私がしないといけない。
子供の病院類リスケ対応も私がしないといけない。

それは本当だろうか。

ちょっと視点を飛ばしてみよう。

私は母親として3歳だ。
2人の子供を育てる母親になってからは1歳だ。

1歳ならば、きっと知らないことがたくさんあるんだ。
やってないことがたくさんあるんだ。

やってないこと、それはなんだろう。

手持ちのボールをどうにかすること。
手持ちのボールの動きを標準化すること。
手持ちのボールを減らすこと。
つまり、手持ちのボールを誰かに渡すことだ。

基本平日は起きてから寝るまでほぼ完全にワンオペなんだが、家族以外で何か方法はないのか。
一旦色々やりたいこと、やらないといけないことを止めて、そこを考えることに注力してみたらどうなるだろう。

3人も4人も育てながら、ガンガン仕事をしてる人もいるが、羨ましがるだけ無駄だし、自分を卑下するだけ無駄だ。
なぜなら私はその人ではない。

私が私のためにできることは、私が「問題だと思っている」ことを一つ一つ解決していくことだけだ。

ここまで書いたところで、寝ていたはずのコシタが背後に立っている。
驚いた。
どうやって、どうやってベビーベッドから脱出を???

驚きすぎて思考がぶっ飛んだ。
心臓が口から出るとはこのことか。

これだけ長々と書いておいて書き散らしのままになるが、手持ちのボールの扱い。
いろいろなところに「聞いてみる」をしてみよう。

いろいろ断られてるから、その辺への心意気はボッキボキなんだけどね!!!
もういっちょう!!

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