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持病の頸椎ヘルニアの再来かと不安になる首の痛み/50代 女性 保育士

気になるところ


左肩甲骨と既往の頸椎ヘルニアに対しての再発不安感。

1日前日曜日仕事(運動会)で子供を長い時間左腕で抱きかかえてた、介助が必要な園児なのでそのままの状態で他の業務もこなす。

当日夜から左肩と首の倦怠感や凝り感も手伝い、既往の頸椎ヘルニアの前触れだった感じに似ていて気持ち悪く不安感が募る。

そんなお悩みでした。



仮説と検証


1)子供を抱え続けた→左腕ー肩甲骨内側上角及び内側縁に付着筋過緊張
中でも僧帽筋上部・肩甲挙筋が頸部への影響をしているのか?(首を起こす伸展過活動)

2)胸鎖乳突筋過緊張→1と前方頭位を修正するために過緊張か?

3)c7-th1-3(第7頸椎ー第1-3胸椎)伸展ROM(可動域)が少ない、伸展運動を介助するとROM増大する。

4)3は前方頭位の原因となる、加えて今回の運動会で園児を抱え仕事を行った過負荷もお悩みに加味されたと考えた。



コンディショニング


1)頸椎伸展運動介助エクササイズ

2)僧帽筋・菱形筋他ハンズオン(手技)

3)肩甲骨外転下制→前鋸筋・鎖骨下筋・小胸筋ハンズオン→肩甲骨アライメントの修正



備考


上記から頸椎にあるシコリ(胸鎖乳突筋の過緊張)が取れました。
仰臥位(仰向け)になって頭部を前方へ行かせない必要がないシーンでも触診で緊張を認めました。

と言う事はこの状態はノーマルではなく、寝ている状態は首を重力に逆らい持ち上げる必要がない、つまり現状の仰臥位で後頸部過緊張は異常行動。

下部頸椎と上部胸椎の屈曲位でのアライメント異常が姿勢を持ち直そうと努力し前述の胸鎖乳突筋過緊張を生んだのだと感じています、なので骨のアライメントを修正すると自然と頸部の過緊張は消失したと思われます。


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