見出し画像

姿勢が悪いのは歳のせいと急性腰痛/60代 女性 主婦

気になるところ


畑仕事からの腰痛、気温も上がり畑の草もたくさん生えて来たので抜いて清掃、その際にお風呂椅子に座り作業した後に腰痛。

1)今回は急性腰痛であるが元来の腰痛持ち→脊柱管狭窄症と専門医に診断された事がある。
2)姿勢が極度の亀背で、以前の既往1から身体を前屈する事で狭窄痛から逃れている姿勢と考えられる。
3)2の亀背姿勢から来る肩こり
4)2の姿勢から重心がつま先に集まり、歩行時につま先痛がある。



仮説と検証


1)今回は「腰痛」と多々ある問題点の基本でもある「姿勢:猫背」について着目。

2)腰痛は脊柱管狭窄症があるものの、今回の腰痛は前傾姿勢を止める為に起立筋が過作用になり、筋肉痛の一線を越えた(筋捻挫と炎症)の気がする

3)気になるところ2の回避行為姿勢が肩こりほか足趾先端の荷重痛と関係している→その重心コントロールと支持基底面に収める努力が必要

4)仰向けに寝た際には脊柱はベッドへ添い、特に顎が天井へ突き出す代償姿勢も見れない骨可動域の低下より胸棘筋や僧帽筋下部繊維の作用が少ない気もする→背中を伸ばすと腰が痛いと勘違いしている部分も見受けられる。



コンディショニング


1)急性腰痛へのアイシング

2)姿勢制御の書き換え
鏡でご自身に現在の姿勢を確認してもらう→認知→th9(第9胸椎)を中心に上半身重心の使い方の介助と胸棘筋への収縮作用の再教育→ボディイメージと実際の姿勢を擦り合わせ脳へフィードバック

その事でご自身が姿勢を伸ばしても腰痛が出ない事を再認識して貰った

3)ホームエクササイズにて胸椎伸展エクササイズと食事の際に背中を伸ばして食べて頂く努力をする

4)呼吸法でバーチカルエクステンションンを更に行う



備考


ご自身で加齢が原因からの猫背が酷いと思い込まれている、その部分を「やれば出来る」と書き換えた。

とても喜ばれる笑顔が当院も嬉しく思いました、なお継続が大切でその中でボディイメージが確立するまでお支えしたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?