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チキンのマスタードクリームソース

秋は肺が影響を受けやすいので、カラシをお勧めすることが出てきます。
化痰のちからもあるので、夏から溜め込んだ痰を排出しやすくして秋を楽にすごすために、少しずつ使うのもおすすめです。
和芥子のレシピはあまり持ってませんが、洋風のおかずで、簡単で美味しいこれをご紹介しときます。

鶏肉(胸でもモモでも)200〜300gを二口サイズくらいに切る。皮面に塩を少しして、焼き付ける。
好きなきのこをカットし炒める。
玉ねぎ中サイズ1個をスライスし、バター20gくらいで炒める。塩胡椒を軽く。

チキンクリームマスタード (2)

※写真では①〜③を同一のフライパンでしています。が、ちゃんと作りたい方は、分けた方がよいです。
④玉ねぎのフライパンに小麦粉大さじ1を振り入れ、混ぜます。ダマになっているように見えても気にしないのがコツ。

チキンクリームマスタード (3)

牛乳100ml程度入れながら混ぜます。

チキンクリームマスタード (4)

少々だまっぽくても、ここでしっかり混ぜると滑らかに。玉ねぎなどが焦げているとソースは褐色がかりますし、焦がさず炒められたら白くなります。ここでは、具材を全て一緒に加熱しているため、鶏肉のきつね色がソースに出ています。
粒マスタード小さじ2程度を入れ、混ぜたら出来上がり。彩りが気になる方は、パプリカパウダーで赤をプラスしたり、パセリを刻んでふったりしても良いです。パセリだと発散の力が少しUPするかもしれません。

チキンクリームマスタード (1)

きのこは種類によって少しずつチカラが違いますが、全体的に補気のチカラがあります。気は、夏には汗と共に失ってますし、夏バテの食欲不振でうまく気を作れなかった方には特にお勧めの食材です。秋口になってきて食欲出てきたからといって、突然牛肉やニンニク、脂の多いものなどを入れられると、脾胃は困ってしまいます。
鶏肉は肉類の中でも、気の塊である「精」を補えるもの。少量、低カロリーでも効率よく補気ができます。
玉ねぎは、温性なのに清熱するという特殊食材。熱というものの捉え方のせいで、このような矛盾する表現になりますが、実は矛盾しない。面白い。しかも化痰のチカラもある。夏に溜め込んだ熱邪は抑え、痰をほぐし、朝晩の冷えには対応できるようにしていく。と考えて、夏から秋にも玉ねぎは良いですね。
芥子は、苦/温で腎に帰経。チカラは温肺袪痰・理気散結・通絡止痛。
温肺袪痰は、夏の間クーラーの中で過ごし、痰が絡んで違和感がある場合に、と解釈できます。
また、気が巡らない方、流すだけでなく、滞り自体を解消してくれるので、柑橘類やジャスミン茶などの効果を感じにくい人はこちらもお試しあれ。目安は汗をかきにくい人です。
滞り自体を解消してくれるのは、経絡上においても(通絡)なので、不通即痛の起きている方にも良いですね。
後ろ2つは寒くなってからも上手に活用したいチカラ。秋口から冬にかけて、芥子やマスタードのレシピは増やしていかれるといいと思いますよ。
といいつつ、大体のお肉は、塩焼きしたり塊でボイルしたりすると、マスタードに合いますので。


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