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きゅうりの昆布和え

今回も痰湿対策。化痰和えも良いですが、こちらの方が作りやすい?かな?酢の物じゃない分、食べやすく作りやすいかもです。

胡瓜1本をスライスして、軽く塩をしておいておく。
②しばらくしたら刻み昆布ひとつまみと混ぜて、またしばらく置く。昆布が胡瓜の水分を吸ってやわらかくなり、ぬるぬるしてきます。
アクセント的にシラスを加えました。が、なくてもいいし、ゆかりとかでも。出来上がりです。

きゅうり
甘/寒 胃大腸 清熱止渇・利水解毒

昆布
塩/寒 脾腎胃 軟堅散結・利水清熱・明目

ということで、どちらも寒性なので、この一品だけで見るとちょっと寒に偏りすぎです。が、他で熱とか温とか食べれば大丈夫。ですし、しらすじゃなくてゆかりにすれば、紫蘇は温性ですから少しバランスが取れます。
胡瓜と昆布は利水のチカラを持ち、化痰は出てきませんが、昆布の軟堅散結のチカラは「硬くなってしまったものを柔らかくし、結ばったものを散らす」という意味になります。帰経が心ではなく脾や腎なので、痰をほぐす力と読めます。
昆布のほぐし力と、二つの利水で、湿気が痰や水になったものを追い出す。雨の多い日に、しかも暑い日ならなおさら、食べたい組み合わせです。

もちろんこの組み合わせで酢の物にしてもいいです。酢は温性ですし、活血散瘀のチカラもあるので、更に流れがよくなりそうですね。ここでは簡単度を優先して、塩もみのみにしています。

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