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塩ラムネと夏の空。

家を出るとご近所さんから飴が沢山入った袋をもらった。塩ラムネ。自分じゃ買わない飴だ。
出かける最中だったので
ありがとうございます。と、言いながら先を急ぐ。

「さっきもらったんだけど食べる?」

友達に渡すと
舌先で転がしながらこれいいね。って。

今度見かけたら絶対買うわ。って。

その言葉を聞いてなんだか嬉しくなり
人が人に出来る事について想う。

大きな事や目立つ事に意味や価値があるような気もする。
けれど
本当は、こういう小さく思える繋がりが人の生活を幸福にしていくような気もする。

行いの正しさ。とかってよりも
心遣いに感受性を使っていたい。
そんな生活を選んでいたい。

そんなひとつひとつが繋がって
遠く離れたあなたに、優しさが渡って行ったらいいなって思う。

そんな綺麗事を信じられる人生にしていたい。

きっと生きる意味って
こういうところに顔を出すような気がする。


最後まで読んでいただきありがとうございます。