例えばそんな綺麗事が毎日の本当だったりもするこの世界で。
「うまくいかないことばっかり。」って愚痴を溢すバーカウンター。
「でも死んでないならいいじゃん。」って1個上のシングルマザーのお姉さんは言う。
ハイボールを片手に。
確かにな。って、すとんと思った。
誰にでも言えそうな言葉。
でもその人の言葉なんだよなぁって思う。
人ってそういう風に
その人ならではの魔法を遣って生きている。
きっと生きてきたその足跡は、そんな風なひとことに現れたりもする。
だからきっと
その人生の輝きは、他人の方がよく知ってるのかもしれないなって思う。
そうやって
人は人を照らし合って暮らしてるんだよなぁ。
そんな事を考えてみる。
あなたの知らないところで
あなたが照らしている人がきっといる。
例えばそんな綺麗事が
毎日の本当だったりもするこの世界で。
最後まで読んでいただきありがとうございます。