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桃太郎から楽しく学ぶ!この世界のよき未来を探求するワークショップ【開催レポート】

2023年2月28日、対面による「桃太郎から楽しく学ぶ!この世界のよき未来をみんなで探求するワークショップ」を開催しました。

ワークショップのナビゲーターは、「目的地は鬼ヶ島」ではおなじみの登場人物である「ヤマカワ」。

どんぶらこタクシーの運転手として、ヤマカワが参加者のみなさんをお連れしたのは一体どんな場所だったのでしょうか。ワークショップ当日の、会場の様子をレポートします。

鬼ヶ島に続く5つの「寄り道スポット」

今回のワークショップは、ソニーシティ大崎にある「BRIDGE TERMINAL」との共同開催。参加者は、24階からの夜景が広がるステキなコワーキングスペースで、「どんぶらこタクシー」にご乗車いただくことになりました。

ワークショップの流れ
1)心に残った"きびワード"は?
2)どんな未来がいいんだろう?
3)"鬼"を考えてみよう
4)お供をみつけよう!
5)お披露目しましょう!

会場に現れたヤマカワ

「私の名前はヤマカワ!」と、よく通る声で口上を述べながら登場した運転手ヤマカワ。得意の桃太郎にまつわる逸話を披露しながら、参加者を一気に桃太郎の世界へといざないました。

ワークショップのコンセプトは、「寄り道」。参加者はタクシーの乗客という設定で、最初の寄り道スポットに停車します。

「きびワード」を考える参加者

ここでは、「目的地は鬼ヶ島」1stシーズン(全9回)の配信を振り返りながら、自分の中に引っかかったキーワード(通称:きびワード)や、心を動かされた言葉などを付箋にピックアップしました。過去の配信に関するグラフィックレコーディング(通称:グラレコ)の一覧を振り返る参加者のみなさんは、桃太郎の世界観を楽しみながらも、真剣な眼差しなのが印象的でした。

参加者同士でキーワードを共有したら、次の寄り道スポットへ。今回のワークショップのタイトルにも、「未来」という言葉が入っていますが、未来を考えることがいかに大切か、ヤマカワが桃太郎エピソードを語る声にも、自然と力が入ります。「確かに!」と頷きながら、参加者は社会課題の未来や、そこに立ちはだかる鬼(課題)についても意見を交わしました。

合間のサービスエリアへの停車(休憩時間)では、どんぶらこタクシー営業所から「きびだんご」をプレゼント。思いがけない贈り物を手にした参加者は、同じテーブル内できびだんごを笑顔で分け合い、さながら鬼退治に向かう御一行のような一体感に。繋がりを深めながら、次の寄り道スポットで、お供探しのワークに入っていきました。

「お札」にはそれぞれ異なるメッセージが

最初の一歩を助ける「お札」

ここで活用いただいたのが、「お札」と呼ばれるお助けアイテムです。動物と、それにちなんだメッセージが書かれたお札をトランプのように引き抜いて、アイデア出しのヒントに使っていただきました。
これまでの「目的地は鬼ヶ島」の配信では、桃太郎のみなさんが考える「お供」は多種多様。参加者のみなさんも、「自分に足りないもの」や「背中を押してくれる存在」など、ご自身なりのお供を、自由に幅広くイメージしてくださったようです。

社会課題について考えるとき、「まず何をしたらいいのか想像できない」という方も多いようです。その「最初の一歩」をイメージしていただくことが、今回のワークショップの狙いの一つでした。「まずはきちんと知ること」「自分が楽しめることから始めてみる」など、前向きな言葉が飛び交いました。

ワークショップの最後は、他のテーブルの方にも想いを共有する「シャッフルステーション」で、この日話し合ったことをお披露目する時間へ。想いを聞いたり伝えたりすることで、ご自身の視野を広げたり、考えを深めたりする機会にしていただけたようです。

ヤマカワのかけごえでポーズを決める参加者

参加した方の感想

「目的地は鬼ヶ島」の企画が始まって以来、はじめての対面型イベントとなった今回のワークショップ。アンケートの結果を見ると、参加者からは、前向きなコメントを多くいただきました。また、周囲に活動をどう広げていくのか、課題意識をお持ちの方も多かったようです。

ワークの合間に談笑する参加者

以下に、感想コメントの一部をご紹介します。

・しっかり準備されており、充実した気分になれた。社会課題に自分でもアクションしてみたいという気持ちになれた。
・いろいろな人と社会問題について話せて、学ぶことが多かった。
・カードが可愛くて、メッセージも「なるほど」と思った。
・社会課題に興味を示してくれる人が少ない。最初のトリガーをどうしたらいいのかが課題。
・自分自身では、社会課題について時間を取って考えることは難しい。今回のイベントでそれが解消できた。

「アフタートーク」として交流会を開催

「目的地は鬼ヶ島」の配信では、本編では伝えきれなかったことを語る「アフタートーク」という時間があります。これは、リアルタイムで視聴している方だけが聴ける、アーカイブに残らない特別なトークタイムです。

それぞれの時間を楽しむ参加者

「アフタートーク」になぞらえた交流会では、普段のお仕事の話や、ワークショップの時間内に聞けなかったエピソード、今後考えているアイデアなど、「この場所で出会えたからこそ」の特別なおしゃべりに花が咲きました。

グラレコでこの日を振り返る

また当日は、ワークショップの進行に合わせて、リアルタイムのグラレコも披露されました。飲み物を片手に、対話した内容を視覚的に整理することで、2時間のワークショップをじっくりと振り返る時間にもなりました。

完成したグラレコ

フォトギャラリー

イベント当日の雰囲気を、ぜひ写真でもご覧ください。

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