いじめで一番強烈だった事件

私がいじめられた時の一番強烈な記憶

私はいじめられる前4人で仲良くしていた子がいた
みんな同じクラスに2年在籍し、習字教室も一緒だった

先生に「仲良くしなさい」と言われた日
渡り廊下からこっそりのつもりで私達が一緒に下校するかを
監視していた先生を見つけたYは学校の門を出るまでは
ピッタリ4人引っ付いて歩こうと言った
Yは一番いじめに賢かった
そして、「後でXの家集合ね」と言った
集合してから一緒に習字教室に行こうというのだ

元々集合なんてせずにそれぞれが行ける時間に
教室に通っていた
でも、私は久しぶりに誘われて嬉しかった

ところが、Xの家について呼び鈴を鳴らしても
誰も出てこない
何度も鳴らして出てこないので、すぐ横の窓から
リビングを除くと少しだけ開けられたカーテンの隙間から
残りの子がこちらを見ていた
でも窓を叩く私を見て見ぬふりする

なにかの間違いかと思った私は、近くの公衆電話から
その子の家に電話した
でも3回電話しても出ない

もう一度Xの家に行くと
残りの子は今度は窓を叩いてもカーテンの隙間から全くこっちを見なかった

私はこれで出てくる気がないということに気づいた

すごく悲しかった

習字には行かずに家に帰った
なぜ早く帰ってきたのかと母に尋ねられたが詳細は言えなかった

今振り返っても10歳の子がなぜこんな事を思いつくのかと思う

そして大人になってそのXは保育士をしていると聞いたことがある


他に、近所の3歳くらい年上の女の子で
家族ぐるみで仲が良かったのに、私の家に遊びに来ては
妹とだけ遊ぶ子がいた
私が近づくと臭いだの、鼻息があら過ぎるなどと言い
私が遊んでいたピアノから私を追い出したり
「私は”妹”と遊びに来たの。”私”はいらないあっちに言って」と
言っていた
その子も保育士をしている

私はどうも教育者を信用できそうにない

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