見えないことを考えることは現実逃避か

友人が泊まりに来てくれたので、朝方まで話していました。それから、昼前に起きて、一緒に食事をしにいき、夜ご飯まで一緒に食べて解散しました。
覚えていないくらい久しぶりに、昼と夜どちらも外食しました。贅沢な1日になりました。
それから、現実の中でも、見えている目の前の人や、今起きていることに焦点を当てて生きている生き方と、本を読んだり、人の性質のことであったり、自分の傾向を自覚することから変化できるのかも、といった色々なことを何時間も話していました。
楽しい明るい人、笑って乗り越えていける人は強かですごいけれど、自分にはない部分をすごい、と思えることは、その人を尊敬している、ということに繋がるのでは、という話もしました。
人の優れているところをすごい、と思うことは、人の良いところに焦点を当てることができる、ということなので、それに気がつける自分も認めていきたい、と感じました。ないものを羨ましく思うのは、また別だな、と思います。羨むことは、自分と相手を比較することが起きています。その比較することは手放していいな、と感じています。比較して、自分に足りない部分に焦点を当ててしまうと、未熟で、不完全で、不成功体験が蓄積していくので、だんだんと自分のことが信頼できなくなっていきます。不信感を募らせてしまうと、自己肯定感が下がっていきます。
反省は大事です。起きたこと、やってしまったことに関して、次は同じことを繰り返さないための対策を立てること、何が良かったのか、良くなかったのかということを具体的に掘り下げて、明らかにすることで、課題と修正点、解決のための手段や方法につながります。そのため、考えることは大切なことです。

良いことと、悪いことを見聞きした場合、特に自分のことに関しては悪いことの方に焦点が当たりがちです。記憶にも残ります。強いストレスがかかるため、自分の体や、心を守ろうと防衛本能が働くため脳が記憶します。抱えきれないほどのことであった場合には、逆に記憶を消してしまうこともあります。
乗り越えると、流すことができるようになります。
乗り越える手段や方法を知らずに、正面から受け止めると、体や心が壊れてしまう場合があるため、考えること、学習することが大事です。
自分が信頼できないと、自分が安心できる存在ではなく、自身のない、それで本当に大丈夫だろうか、という疑いの目で自分自身を見てしまいます。
安心できる存在として、認めていくことが、自分を大切にすることの一つです。
考えることで、内側の世界に深みにはまっていくと、現実逃避をし始めます。頭で考えていることの世界が多くを占めてしまい、動けなくなっていきます。
ぼやっとYouTubeを見ている時間や、SNSを見たり、意識的に思考を働かせていない場合、解放してリラックスしている、とも言えますし、現実逃避をしている、とも考えることができます。または、時間の浪費をしている、とも言えるかもしれません。
どう受け止めるかは、その人の受け止め方次第です。
受け止め方次第で、物事の見え方が変わっていくのが世界です。人それぞれで、個人差が大きいです。ものさし、とも言います。
どう捉えるかも自由ですが、良い面を見ることを意識して考える癖づけを心がけることが、自分の自己肯定感を上げていくことに繋がります。捉え方や、自分の行動に関して、それをしている自分のやり方も、一つの方法や解釈としてあるよね、と受け止めたいです。自分が自分を認められない場合、変えたほうがいいな、と感じるところは、分かった時点で変えるかどうかも自分で選択して良いのです。自覚しないことには、そもそも始まりません。明らかにできたなら、その先の次の行動へ繋げることができます。他者のものさしを借りて、意見を伺うこともいいですし、本や資料などを活用して、他者の理論や意見を参考にする方法もあります。
そうやって、色んな距離や、角度で見た上で、自分が最終的にどうしたいのかを明確にすることが、日々を精一杯生きていけます。
一生懸命取り組んで見て、調べてみて、聞いてみて、それで最終的に他人の言葉や考え方に丸ごと乗っかるのではなく、自分の考えまで腑におちるところを終着点にたどり着けることで、納得することになります。
感覚的に、言語化しない人もいます。それを共有したり、整理することを必要としていない人はそれが終着点になります。やり方も人それぞれです。
自己肯定感の低い人は、現実にいまこの瞬間に存在している自分と、これまでの経験から見た思い出の自分や思い描いている将来像との乖離が起こっていると考えます。
像がぶれて重なっていない状態だと、不安定で、地に足がついていない精神状態です。不安になりますし、焦ってしまいます。
自分に合った適切なペースがあります。焦らなくて大乗です。けれど、怠けているわけでもない、最適なペースが、着実な一歩を進めていけます。
一旦立ち止まって受け止めること、焦らなくて大丈夫だと、自分に聞いて確認してみること、忘れないでおきたいです。

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