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言葉が発言の葉っぱならば、木・幹や根が重要です

言葉が難しいな、と感じることが多々あって、会話の中で本音を人を傷つけたりせずに、思いを適切に伝えることが難しいです。
トーンや、表情や、雰囲気や、どのような言葉の選び方をして、発言するかで、相手にどのように伝わるかが変わります。
思っていることを全てあけすけに発言することは、相手に対する思いやりが足りていなくて、自分はそれで満足するかもしれないけれど、それは無神経な場合に繋がってしまいます。
発言を受け取った人がどのように感じるかを、もう少し伝わり方として、傷つけたりしない言い換えができないかを一度吟味してみて、言葉を選んで伝えることができると、衝突せずに、会話ができます。
会話の種類がそもそもいくつかあるのですが、それを理解していなかったので、どういった種類があるかを分けてみます。

仕事のことであれば、内容が業務にまつわることなので、基本的には簡潔な報告・連絡・相談といった会話になります。そこでは、その人個人の性格や、性質は関係ないので、端的にコミュニケーションが図れることが目的となります。
職場での人間関係を円滑に保つために、場の空気を読み、自らがどんな人間かを少し見せることも必要な場合もあります。

家族や、友人と言ったプライベートで会話をする場合は、個人的な内容の共有や、相談、その人の性質や、性格に乗っかった話し方でのコミュニケーションになります。簡潔に目的だけを話す、というわけではなく、もっとリラックスした会話になります。感情や、経験、体験の共有、感想など、気持ちや感情を共有することが増えます。信頼関係が築けている関係性を想定しています。その場合、会話は癒しとなります。
生活を一緒に営む場合には、人生がかかっているので、家計や、家事、お金にまつわることや、仕事でのスケジュールなど、負担割合や、計算や、計画といったこと、予定調和を行う会話もあります。育児をされている方の場合には、育児の割合や、学生の場合には、成績や、進路といった話し合いも出てきます。
家庭の中の事務的なことであったり、この先の生活に大きく影響のある選択が重要度の高いことも話す必要が出てくるため、癒し、ではなく真剣なプライベートに関する話し合いになります。この場合には、意見交換が必要になってくることも増えます。その際には、根拠と理由、また選択する気持ちの面という理論と、感情を交えた話になるので、仕事の時の思考経路が影響します。
大人になると、仕事をする時間が圧倒的に長いです。週5から多い方だと週6程度を、1日あたり7時間から20時間くらい仕事をしています。個人差が大きいものですが、仕事をしている時間が長いということは、その仕事をしている経験の中で培われてきた経験や、考え方、コミュニケーションの取り方が自らの思考に大きく影響を与えることになります。
社会人になる前の、学生の頃のコミュニケーションは、友人とのコミュニケーション、また、部活でのチームメイトや、バイトでの接客経験やバイト先の人との人間関係、親や、恋人とのコミュニケーションがあります。
チームで活動する部活動、サークル活動では、同じ目的達成のために、チームで信頼関係を築いて高め合うことが必要ですので、社会人になってからのコミュニケーションの土台として非常に役立つことがあります。または、複数人のグループの友人関係を深く築くことができた場合には、チームとして必要なコミュニケーションが円滑に取れるということなので、これも社会人になってから仕事をする中で役立ちます。

勉強ばかりしていたり、個人での活動に比重が傾いている生活をしていた場合には、コミュニケーションの目的の違いが分からない状況になります。ボキャブラリーが貧しい状況でもあるので、経験値が足りていない状況で、その経験を積んでいくことから始まります。
土台が緩いため、不安定で自信に欠けます。私自身がまさにそうです。なので、言葉が不自由だと感じやすいのです。
経験、は反復すること、叩き上げること、時間が必要なことで蓄積されて、徐々に身についていくことです。
これを避けると、わずかな経験が大きいこと、自分にとって全てに思えてくるので、思考の偏り、柔軟性に欠けた思考にも繋がっていきます。経験による母数が大きいと、嫌なことがあっても、その時の対処法を活かすことができたり、受け流すことができます。想像する力が豊かな能力のある方の場合には、経験以外の本や、映像、話を聞くといった学習からもすんなり自分の身にして活かすことが得意な場合もあります。想像力も、運動や、絵の才能といったことの一つの要素だと考えています。後発的に伸ばしていくこともできますが、幼少期から苦なくすんなりできる場合には、才能によるその人個人の適性が合致していたということです。
土台の部分が、経験によって培われてきた根っこや、木の幹の部分です。
その人が生まれ持つ性質や、性格も土台の部分にあります。
木が生える土壌が豊かであれば、すくすく育まれていきます。環境に合わせて形を変えながら、適応しつつも、育むこともできます。挫折経験や、トラウマがあったとしても、それを一つの経験として次に活かすことができます。それを受け止めて、先に進めることが、乗り越えたということです。

土壌の部分は、環境が影響することが大きいと感じています。安心できる家庭環境や、年単位で共同で時間を過ごす学校での人間関係、義務教育の中で関わる先生や、習い事や部活といった関係で関わる人々、などです。
社会的な生き物なので、1番最初に所属するのは家族の一員であるというところから始まります。帰属するところに安心感があれば、さらに外に出てみて、さらに別の社会関係に関わることができます。
環境が合わなかった場合には、どのようにすればいいのか、ということなのですが、そこに関しては時間をかけながら、時に苦しいと感じることがあっても、別の安心できる場所を探しにいくことが有効です。子供の時は、大人に適切に養育されなければ、生活が脅かされてしまいます。
大人になってから、できる範囲のことから、人と比べることはしないで、自分の力でどのくらいできるかを確認していくことから始まります。
仕事の見方での軸であったり、他者の物差しで判断されることが増えてくるのが大人なので、辛さを感じることが多くなります。
こどもという未熟な生き物としての許容がなくなりますので、自主的、自発的、能動的に学び、行動し、反省することで、活かしていくことで居場所を作っていくことが必要です。
現実から目を背けてきた部分は、自分に返ってきます。また、向き合ってきた部分は自信につながります。人間は完璧な生き物ではなので、向き合ってきた部分と、向き合えなかった部分(気づかなかった部分も含みます)が必ずあります。
人と比較せずに、自分と向き合って、少しずつであっても、乗り越えていくための実践を積んでいきたいです。


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