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レベル2:スラスラと読める文を書く(1)

ここからは「書くことが仕事じゃない人のための、活動の魅力が伝わるライティング講座」のレベル2にあたるスキルについてお伝えします。

「魅力が伝わる文章」とは何か? を知りたい方はこちらのnoteをご覧ください。

レベル2(スラスラと読める文を書く)は、「なんだか読みにくい」と思われてしまうことを避けるために身につけたいスキルです。以下の5つのポイントを解説します。

  1.  文中の"間違い"に注意

  2.  語順に注意

  3.  読点を効果的に使う

  4. 漢字・ひらがな・カタカナを効果的に使う

  5.  文の長さと順番を工夫する

今回は、「1.文中の"間違い"に注意」というお話です。


小さな間違いが気になって……

いつも使っている日本語なんだから、間違いなんてそうそうしないだろう、と思っていませんか?

ところが、プロのライターの文章やプロの編集者が編集したはずのものでも、文法的な間違いがあるまま公開されていることが以外とあります。「ここ、間違ってるな」とはっきり分からなくても、なんとなく違和感のある文は、文法的な間違いや言葉の誤用が潜んでいることが多いのです。

次の文は、何がおかしいのか分かりますか?

この活動の目的は、子ども達の健全な育成と環境保全を図るため、月に1度地域のゴミ拾いを行うこと、通学路沿いに花を植えて手入れをすることを住民が協力して行い、子どもたちに地域の助け合いの大切さを感じてもらえるような活動を行っています。

この文は、主語と述語が正しく対応していません。この状態を「主語と述語のねじれ」といいます。

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