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2024年9月の生活と仕事

50歳以降の人生について考えた

上の写真は9月1日に小諸市文化会館で行われたイルカさんのコンサート。「今は写真撮っていいですよ〜」と言ってくださったフィナーレでの1枚です。

私の母がイルカさんのファンで、私が9歳のときに母が亡くなってからも、残されたカセットテープをよく聴いていました。

3年前、自分の好きな曲を一曲指導してもらえるという地域の歌唱教室に参加したとき、『なごり雪』を選んで2ヶ月半ほど練習しました。そうしたら私の子どももすっかりお気に入りの曲に。

そして今年、コンサートのポスターを観た子どもが「お母さん、行こうよ!」と誘ってくれたんです。コンサートの日が私の誕生日に近かったので、「チケット買ってあげる」とも言ってくれました(気持ちだけ受け取りました)。

予想はしていましたが、会場に行ってみるとお客さんは私の親世代がほとんど。10代はもしかするとうちの子だけだったんじゃないかな。

子どもはもちろん私も知らない曲が多かったですが、イルカさんの歌って詩がすごく入ってくるし、メロディも楽しく、全部の曲を楽しめました。

上の写真を見ても信じられない感じですが、イルカさんは現在73歳。
歌の合間のトークも同世代のお客さんたちと「高齢者あるある」を楽しむような、それでもまだまだ元気にやっていきましょうと励ますような、そんな話がほとんどで、おばあちゃんの横でテレビを観ているような気分になりました(笑)。

その数日前のこと。
最近Podcastで聴くようになったラジオ番組『文化系トークラジオLife』では、「五十歳。何がめでたい!?〜人災100年時代の後半戦をどう生きるか」というテーマで4時間以上にわたる座談会が展開されました。

コンサートから数日後には、いつもInstagramで素敵なパリ生活の様子を見せてくださる猫沢エミさんのインタビュー記事を読みました。

50歳を過ぎて2度目のパリ移住を果たし、連れていった猫2匹とフランス人の恋人と暮らすようになって2年7ヶ月経った現在についてのお話。

それからさらに1〜2週間経って、たまたま読んだ糸井重里さんのインタビューでも、50歳出迎えた転機について語られていました。
『ほぼ日刊イトイ新聞』を立ち上げたのが50歳のときで、それまでずっと一人で仕事をしてきたイトイさんが初めてチームを抱える立場になり、大変だったけれど一人ではできないことができたと。

先のPodcastを聴いているときは「後進をもり立てる良い50代にならなきゃね……」なんて思っていたのですが、イルカさんの歌やトークを聴き、猫沢さんやイトイさんのチャレンジを知ったら、「いやいや、まだまだ好きなこと、新しいことにチャレンジできるな」という気持ちになりました。

あと2年で50歳。子どもの手が離れるまではそれから更に10年くらいかかるかもしれないけれど、その先の人生も楽しみだなぁと思う今日この頃です。

9月に公開された記事

Biz/Zineで構成を担当した記事が3本公開されました。
1つ目はユニポスの田中CEOと味の素の執行理事で人事部長の森永浩康氏による対談です。
残り2つは7月末に開催された「Biz/Zine Day」での対談レポート。どちらも企業における価値の創造について研究される研究者と、現場で実践するビジネスパーソンという組み合わせで、聴き応えがありました。



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