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レベル1:正確に、誤解されないように書く(1)

これは「書くことが仕事じゃない人のための、活動の魅力が伝わるライティング講座」の本編、最初の記事です。

「魅力が伝わる文章」とは何か? を知りたい方は、こちらのnoteをご覧ください。

レベル1(正確に、誤解されないように書く)は、誰かに何かを伝えるための文章を書くなら、必ず身につけたいスキルです。これを身につけるには、以下の3つを意識すると良いでしょう。

  1. 語順に注意

  2. 盛りすぎない(事実と主観を区別する)

  3. 大事な部分を埋もれさせない(長くしすぎない、簡潔に)

このnoteでは、「1.語順に注意」についてお伝えします。


語順が自由な日本語だから

英語などと比べると、日本語は語順の自由度が高い言語です。

「私は彼と買い物に行った。」でも「彼と私は買い物に行った。」でも「買い物に彼と私は行った。」でも、意味は伝わります。

ただし、場合によっては語順を変えることで違う意味が伝わってしまうという危険があります。

・語順の問題の実例

何年か前にTwitter(現X)で「これは面白い」と話題になった国語の問題があります(出典は不明)。

(問)「叔父が海外に行く」「私は父と見送りに行った」「急いで見送りに行った」という内容を一文で表したとき、解釈をする上で誤解の生じないものはどれか。
(ア)父と私は急いで海外に行く叔父を見送りに行った。
(イ)父と私は海外に行く叔父を急いで見送りに行った。
(ウ)私は父と海外に行く叔父を急いで見送りに行った。 
(エ)私は父と急いで海外に行く叔父を見送りに行った。

どれを選択すべきか分かりますか?

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