能「忠度」創作狂言「井戸茶碗」
11月3日(木)、名古屋能楽堂にて、能「忠度」、創作狂言「井戸茶碗」に参加してきました。
今回の2つの演目は、「千利休」生誕500年を記念し、それぞれ茶の湯に縁のある物が選ばれています。
創作狂言「井戸茶碗」は、FM愛知の創立者で、陶芸研究家でもある本多静雄氏が原作者です。
道具屋が、以前にも、偽物茶碗を買わせた主人に、また井戸茶碗の偽物を持参し、口上手にごまかして買わせようとする話です。
茶会とは、気のおけない仲間と、良い物を愛でながら、楽しむものであると言った、主人の言葉が印象的でした。
能「忠度」は、後代、戦国大名で茶人としても著名な細川忠興が、平忠度の官位が薩摩守であった事から、薩摩焼の茶入れに「忠度」と銘を付けた事で選ばれた演目です。
平忠度が、幽霊となって、辞世の句「行きくれて 木の下かげを やどとせば 花やこよひのあるじならまし」が、詠み人知らずとされている無念を嘆き、武将としてでは無く、歌人として名を残すことを望む執念が描かれています。
今回は、茶の湯の大成者である、「千利休」生誕500年にふさわしい演目が選ばれていて、やっとかめ文化祭の他のお茶に関するプログラムにも参加してみたくなりました。
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レポート:めんちゃん 写真:工房 円
■レポートしたプログラム
■芸どころ名古屋舞台
■やっとかめ文化祭
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