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山田重忠と山田荘


10 月 30 日、中日新聞社会議室に愛知大学文学部教授の山田邦明先生をお迎えし、中世の名古屋について学びました。

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受講生の皆さんは開講前から、10 頁を超える資料を熱心にご覧になっていました。
武士は平安時代に登場し、尾張では源氏一門が勢力を伸ばしました。その中心にいたのが山田重忠です。後鳥羽上皇が鎌倉幕府に対して起こした承久の乱で、朝廷側について奮戦、その活躍ぶりは幕府側の歴史書「吾妻鏡」にも記されています。戦に敗れ、京都の山中で最期を遂げましたが、戦に強いばかりでなく人格者としても尊敬を集めたとのこと。その人となりを史料からひもときました。

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重忠ら山田氏の経済的基盤となっていたのが荘園・山田荘です。現在の名東区・守山区を中心とした広大な土地は、水に恵まれ、木材や農作物の豊かな産地でした。何枚もの古地図から中世の光景を思い浮かべました。
承久の乱から 800 年、愛知の歴史上の人物は三英傑だけでないことを知る貴重な機会となりました。

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レポート:こんどうあきこ、カメラ:わかお

■レポートしたプログラム

■まちなか寺子屋

■やっとかめ文化祭


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