組織を成長させていく中で人数拡大に伴う問題や歪みは多くの経営者の悩みだと思います。
また、組織拡大に伴ってミドルやマネジメントの育成は非常に重要だと改めて痛感してます。

今では週に1時間〜2時間以上マネジメントレイヤー(執行役員ではないMGR以上メンバー)との時間をとり、日々のマネジメントの悩みや課題に一緒に向き合うようにしているのですが、

ここで毎回自問自答しているのが、今ここで経験をシェアすべきか
時間がかかってもいいから思考させるべきか悩みながら対話してます。

例えば、何かMGR達が悩んでいる事に私自身の過去の経験から回答するのは時間のかかる事ではないかもしれませんが、毎回このコミュニケーションを繰り返してしまうと当人達の思考する事を奪ってしまって可能性もあります。もちろん状況もあるので可及的速やかに対応すべき問題を考えてもらうなどと言っていられない事もありますが、

発生した問題を咀嚼して渡す(伝えること)ことが当たり前になると、
自分で考えない答えずに迷ったら全部聞きにいこう。
と自分で思考しなくなるかもしれません。

反面思考するということは悩みながら日々を過ごすことになり、
パフォーマンスできずにそのままずっと苦労し続けるなんてこともあります。あるいは乗り越えることができずに自信をなくしてしまい、諦めを自分でつくってしまうこともあると思います。

このバランスにいつも悩まされているのですが、
究極は自分で答えを見つけるプロセスを経験にかえたり、
自分なりの回答を実行して新しい気づきを得ていく事は、
次なる課題に対しても同じ姿勢で取り組む事ができ、かつ再現性にも繋がることなので我々育成側はどんな気づきやヒントを与える事ができるのだろうか?自問自答し続ける事が大事なんだと思います。

毎回歯痒いものでもありますが、自分で思考して結果を求めていけるようになると、どこかのタイミングで再現性をもてるようになり一気に成長角度があがることもよくあります。

もちろん私自身も答えがあるわけではないですし、
あえて明確に回答しないこともそのメンバーにとっては育成だなと感じたことがあったので備忘録エントリーでした。


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