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5月売り『歴史街道6月号』に久坂玄瑞の掌編小説を寄せました

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 毎度お声を掛けていただいている『歴史街道』さんの歴史掌編ですが、今回も登板しておりますよ~。

 Twitterでも書いております通り、久坂玄瑞を書いたのは二度目です。
 えっ? 谷津って幕末史書いてたっけ? そうお思いの方もいらっしゃるでしょう。でも実は、『蔦屋』を書き終えた直後、当時の大河ドラマであった「花燃ゆ」を睨みながら、なんと吉田松陰の妹・文の小説を書いています(紙版絶版・2021年現在電子のみ)。

 杉文を主人公にする以上、その最初の夫である久坂玄瑞は描かざるを得なかったわけですが、当時はなかなか久坂玄瑞という人間を筆で捉えることができませんでした。
 久坂玄瑞は、なんとも言えぬ魅力と、わけのわからなさに彩られた人物です。それゆえに、『てのひら』の段階では、七転八倒を繰り返し、某賞の賞待ちの際、担当編集者さんに怒られつつ手直しをして、久坂の背を追いかけていた記憶があります。

 そして2021年の今、久坂に再会したのです。
 あの頃よりは、よりクリアに久坂玄瑞という人間を捉えることができた気がしています。
 どんな凡愚でも、成長はするもんだ! というのがこのnoteの結論でございます。

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