ホラーの選書をしましたよ
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はい、今日もお仕事案件です。
GetNaviWebさんで選書をいたしました。
今回はホラー・怪談です。
実は、今回もめちゃくちゃ悩ましい選書でした。
例えば、最東対地「#拡散忌望」(角川ホラー文庫)は取り上げようか最後まで悩みました。いわゆるグロホラーに分類される作品を上梓なさっておられる著者さんの作品で、とにかくグロのてんこ盛り、そして現代の若者言葉の応酬から展開される乾いたストーリーが独特で癖になります。そして何より、読者にさえ安全圏を与えないドSなストーリーテリングが魅力です。今回は小説が多かったということもあり、泣く泣く取り上げませんでした。
また、漫画では藤子F不二雄『ミノタウロスの皿』も候補でした。最近では全集なども出ているので比較的手に入れやすいのです。実際、藤子F先生のホラーは人間の倫理観や発想の間隙を突いてくる感じでして、読み終わった後に自らの犯した罪をついつい指折り数えてしまいます。あっ、藤子F先生といえば、『山寺グラフィティ』という短編もいいですね。民俗学的な怪談話なのですが、すんごくきれいな感動作です。わたしはある人物があるコマで浮かべている表情を忘れることができません。
ほかにも、あれも、これも、あっ、これも! という感じの楽しい選書でございました。
というわけで、ご笑覧いただけましたら嬉しいです!
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