見出し画像

今日(7/26)は幽霊の日ですよ

【PR】

 タイトルの通りですが、今日は幽霊の日です。

 いや、かくいうわたしも、今日初めて知りました。
 なんでも、鶴屋南北『東海道四谷怪談』が初めて公開された日が7/26とのこと。なるほどー、それは確かに幽霊の日ですわ。
 夏と言えば幽霊。幽霊と言えば夏。夏の風物詩を作ったなんて、なんとお岩さんと鶴屋南北は偉大なことか。

 というわけで、現代の戯作者たるわたしたちも、先人が作ってくれた歳時記にのっかり、宣伝をしようかと思います。

 まずは何と言っても『雲州下屋敷の幽霊』でしょう。

 文春文庫さんが仰るとおり、本書に収録されている物語はどれも江戸で実際にあった(とされる)事件です。実は四谷怪談も実際にあったと思われる事件をモチーフに、様々な尾びれ背びれがついて現行の形になったと言われています。そうした意味では、本作は、「四谷怪談になりそこねた江戸の物語たち」ということになります。でも、そこに、生々しいごろりとした不気味さを感じており、それを閉じ込めようと努力したのが本作ということになります。皆様、御手を取って頂けたら幸いです。

 そして、もう一作。

 わたしが担当したのはホラーというよりはリズム&暴力の香りが強い第四作目『小説 西海屋騒動』なのですが、一作目『真景累ヶ淵』(奥山景布子先生)、二作目『牡丹灯籠』(大橋崇行先生)は幽霊ものの傑作落語。是非とも手に取って頂けたら幸いです。ついでにわたしの本も手を伸ばして頂けたら幸いでございます。

 ホントに、宣伝の種があるのはありがたい。
 ほら、何かを紹介するときってきっかけが欲しいんですよね。
 そういう意味で「〇〇の日」は本当にありがたい。

 そんなわけで、「幽霊の日」に幽霊ものを読むというのはいかがでしょう?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?