本を読まなかった日々に思うこと

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 未だ日常生活には戻れていない感じですが、ぼちぼち目途が立ちました。
 なんとか14日頃までには元の生活に戻れるんじゃないかなーという目算でおります。
 諸々仕方のないことです。
 慌ただしい日々ではありましたが、この半月あまり、小説から少し離れ、わたし自身を見直す機会にもなりました。そして何より、毎日のように本に触れているわたしにとっては意外なくらい、本に触れることができなかったことが、わたしの一番大きな経験だったと言えるかもしれません。
 語弊がありますが、本を読まずとも生活できることに気づいてしまったんですよ。やるべきことに追われ、大人数のご飯を用意して、いろいろな方と打ち合わせをして、あれこれの事務処理を行って、さらに仕事をこなして……とやっていたわたしは、本を読まなくても生活できちゃうことに気づいちゃったんですよ。もちろん、元の生活に戻ればまた本を読む日々になると思うのですが、この半月余りの経験は、作家であるわたしにとっては非常に大きな経験になったんじゃないかと思います。

 本は読まずとも生命活動に支障はない。

 その前提を認めたうえで、では、「支障はない」ものをどうやって届けるのか、どうやってお客さんにとって「支障ある」ものとしてゆくのか、その覚悟が固まった気がしています。

 要は、がんばるぞ、ということです。
 おー!

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