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9/19(日)21:00よりTwitterスペースにて『小説家の話を聞いてみよう#9【ゲスト:秋山香乃】』を開催します

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 8/8に開催された小説家の話を聞いてみよう岡崎琢磨さん回にお越しくださった皆様、まことにありがとうございました。人気ミステリ作家の秘密にかなり迫れたんじゃなかろうかと自画自賛しつつ、もう少し懐に潜ってディープにお話を伺いたかった! と我が身のフットワークの重さに悔しい思いをしています。

 早くも次回の告知です。

 次回ゲストは、歴史小説家・時代小説家の秋山香乃先生です。

 (秋山先生はデビューの経緯が特殊であられるのでこの辺りも当日に色々おうかがいすることになると思いますが)2002年、『裏切り者』(文芸社)でデビュー。その後、『歳三往きてまた』(文芸社→文春文庫)が話題になり、新選組ものの旗手の一人として活躍。幕末を舞台にした骨太な歴史小説を描きつつ、時代小説、戦国小説などなど、守備範囲広く活動なさっている作家さんでもあります。また、『龍が哭く』(PHP研究所)が第六回野村胡堂文学賞を受賞。安定した高い筆力と鋭い人物解釈で高評を受けるベテラン歴史時代小説家さんです。

 わたしからすればまったく同じフィールドで活躍なさる大先輩であり、お声がけするのも恐れ多かったのですが、秋山先生よりご快諾いただきこのイベントが成りました。秋山先生、ありがとうございます。

 というわけで、この回は歴史小説家の秋山先生に、同じジャンルの作家である杉山大二郎先生、そして谷津が色々と創作の秘密についてうががっていく形になると思います。

 以下に要項を張り付けます。

実施要項
日時:2021年9月19日(日) 午後9時から11時
場所:Twitterスペース(後日開設)
参加費:無料(代わりに秋山先生の本を買え)
登壇者:秋山香乃、杉山大二郎(以上敬称略)、谷津矢車
実施内容
前半45分 「秋山香乃はこんな人」
後半45分 「秋山香乃深掘りトーク」
質問タイム
聴取者さんへの注意事項
録音、書き起こしはお断りします。
前半トーク、後半トーク時は質問できません。ご了解ください。
質問タイムの際には丁寧な言葉遣いを心がけてください。
質問者が問題行動を起こした場合、主催者権限でミュート、退室などの措置を行なう可能性があります。
質問については作家活動や作品内容に関するものに限定します。

 スペースのURLはこちら。

https://twitter.com/i/spaces/1MYxNmwkAmbJw


今イベントで使うだろう用語一覧
【歴史小説】
 歴史的事実が小説の本筋に深く関わっている小説
【時代小説】
 時代設定を過去に置いた小説、江戸期を舞台にすることが多い
【史伝】
 フィクション性を排除して、広範な文献調査などの手法で以て往時の歴史の真実に迫る歴史小説(歴史文学)の一分野。「伝記」「評伝」とも近縁の概念。
【伝奇】
 中国や日本などに存在する奇譚や、本来の歴史とは異なる「作者独自の歴史」を描いた作品。
【大衆文芸】
 明治末期から大正期に勃興した、大衆の読み物にルーツを持つ文芸の一ジャンル。時代小説と密接な関係にある。
【「歴史其儘と歴史離れ」】
 森鴎外の随筆名。自然主義文学的な立脚点から史実を重視する「歴史其儘」と、史実以外の要素も視野に入れて創作する「歴史離れ」の相克を吐露する本随筆は、歴史小説の持つジレンマを端的に表現していると谷津は考えている。
【ネオ歴史小説/時代小説】
 2000年代、エンターテイメント・ゲーム文化・ライトノベル文化の文脈をも取り込んで勃興した歴史小説の潮流の一つ。2010年代にはよく目にした言葉だが最近見かけないのは、既に歴史小説・時代小説内に定着したゆえと谷津は考えている。

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