今月売り『オール讀物』に、野村胡堂『銭形平次捕物控』のショートエッセイを寄せました

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　お仕事報告です。

【読書芸人お仕事報告】今月売りの『オール讀物』（文藝春秋）「オール讀物人気シリーズ特選10作」にて、野村胡堂『銭形平次捕物控』の魅力を深掘りするショートエッセイを書きました。

— 谷津矢車（戯作者/小説家） (@yatsuyaguruma) July 20, 2021

　『銭形平次』といえば、オール讀物創刊時の目玉だったまさに歴史的一作にして、時代小説の祖型の一つでもある傑作時代小説です。なぜ、そんな金字塔の如き作品のエッセイをわたしが？
　うん、未だに謎なんですが、きっと読書芸人という本業を評価されてのものと思います。すなおに嬉しいです。

『銭形平次』といえば平次とその手下のガラッ八の丁々発止のやり取りがキャラクター小説的で楽しいんですけど、ほら、わたし、読書芸人という肩書きのほかに、歴史時代小説家って肩書きがあるじゃないですか。というわけで、ちょっとひねったことを書きましたYO。

— 谷津矢車（戯作者/小説家） (@yatsuyaguruma) July 20, 2021

　エッセイ本編でも書いたんですが、『銭形平次～』はそもそも評論や感想、ファンの思いといった様々な蓄積がなされている作品であり、うまいこと言いたい病にかかっているがゆえに作家になっちまったわたしからすればめちゃくちゃ難度の高い作品です。というわけで、本作の魅力の一つをぐいっと書かせていただきました。
　拙稿をきっかけに『銭形平次～』に手を伸ばしてくださる方が出てくだされば光栄であります～。