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ついに『吉良家裏忠臣蔵(仮)』(東京創元社)が世に出ます

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 来年のことを言うと鬼が笑いますよアッハッハ、って、どうも今年の話らしいので、早速のご報告です。
 東京創元社さんから、『吉良家謎忠臣蔵(仮)』が出ます。

 わたしのTwitterを追ってくださっている方や、わたしと知り合いの方だと、「えっ、まだ出してなかったの?」「確かプロットを書き始めたの随分前じゃありませんでしたっけ」などなど、色んな疑問が出ることでしょう。実際、東京創元社さんの2018年新刊発表会で告知されていましたし、私がお世話になるレーベル『ミステリ・フロンティア』の新刊予告にも長く掲載していただいている次第でして……。

 なぜこんなことになったのか?
 すみません、すべてわたしのせいです。
 今回、わたしは忠臣蔵をモチーフに小説を書いているのですが、東京創元社さんのミステリ・フロンティアという歴史あるミステリレーベルで本を出すにあたり、ミステリに対する理解がまったく足りておらず、その勉強にすごく時間が掛かった、というのが舞台裏でございます。
 もっと言うなら、最初に担当者さんと原稿をやり取りした2016年時点では、わたしはまだ「小説」というものへの理解が圧倒的に足りていませんでした。今でも足りているのかと言われると沈黙するほかありませんし、そもそも一人の人間の手に余る問いなのではないかと思いますが、この仕事を通じて一貫して問われていたのは、わたしという作家の輪郭であったように思えます。

 遅れに遅れてここまで粘った本が、ようやく今年、出るはずです。
 まだ刊行日程は不明ですし、作業も山ほど残っていますが――。
 本書、お楽しみに!

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