桔梗の旗書影

土岐市での講演にお邪魔していました

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 数日間Twitterで低浮上でした。なんでかと言いますと……。

 こちらのイベントに登壇するために、岐阜県土岐市にお邪魔していましたのでした。
 それにしても……。いやー、本当に土岐市近辺、よいところでした。
 土岐市は名古屋から電車で四十分ほどの地域であることから、大都市のベッドタウンとしての面も有していたようですが、一方で昔から窯業が盛んで今でも芸術・工芸品から日用品まで、陶器の製造が盛んなことが見て取れました。
 実を言うと、わたしの故郷の東京青梅も似たようなロケーション(新宿に出るまでに一時間弱)でありながら、かつての地場産業であった繊維産業が事実上滅んでいるという、共通点もありながら大きな違いもあるそんな場所でして、不意に故郷青梅のことに思いをいたしてしまいました。

 とそれはさておき。

 おかげさまで12/15日曜日に開かれましたイベントは大盛況でした。

 こちらのお写真に大きく映っておりますのはわたしと一緒に登壇した歴史代理店史文社の代表・藤城徹さんです。「明智光秀について楽しむ」という演題でしたので、藤城さんが主に史実関連の話題を、そしてわたしがフィクションの光秀についてお話した次第なのです。
 わたしもぶつぶつとお話させていただきました。
 本イベントにお足を運んでいただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

 また、この際、新刊『桔梗の旗』も販売、サインをさせていただきました。中には遠く大垣からお越しの方もいらっしゃり、大変うれしかったです。ありがとうございました。

 作家という存在は基本的に孤独です。毎日毎日パソコンに向かい怪気炎を上げながらひたすらにキーボードを叩くだけの存在なので、本当にわたしの本を読んでいる方などいるんだろうか、もしかして、狐か何かに化かされているんと違うのか、と暗い思いに陥ることもあります。でも、お越しいただいたお客様、本を買ってくださった方とお話しすることで、ようやく「届ける相手がここにいた」と安心できるのかもしれません。

 本当に、得る者の多い旅でした。
 また、何かの折に東濃にお邪魔したいと思います。

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