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2018年12月の記事一覧

GetNaviWebさんに平成縛りの書評を寄せました

GetNaviWebさんに平成縛りの書評を寄せました

 新刊「刀と算盤」(光文社)好評発売中です! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 はい、今年最後のnote更新は、お仕事のお話です。

 GetNaviWebさんに、書評を寄せました。

 ルポ、ムック、小説、人文書などから「平成」を考えるよすがになる五冊をセレクトさせていただきました。平成最後の大晦日、なん

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2018年の反省をしよう

2018年の反省をしよう

 いやー、2018年も終わりですね!

 長いようで短い一年でした。まあ、ぶっちゃけた話、書いて書いて書いて、本を読みまくってたまに酒を飲んでいた日々、という感じですが……。

 お陰様で今年は単行本三冊、文庫化一冊の合計四冊も本を出させていただきました。ありがたいことです。

 「しょったれ半蔵」

 「洛中洛外画狂伝」(文庫化)

 「安土唐獅子画狂伝」

 「刀と算盤」

 ですね。

 い

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「文庫落ち」という言葉、どうなんでしょう?

「文庫落ち」という言葉、どうなんでしょう?

 新刊「刀と算盤」(光文社)好評発売中です! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 文芸界隈には、「文庫落ち」という言葉があります。

 これ、あくまで業界用語なので、ほとんどの方はご存じないのではないかと思うのですが、文庫落ちというのは、単行本で発売した本を文庫の形で販売しなおすことを指します。
 ふた昔前ま

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【拡散してくださるとうれしいです】二月新刊文庫「曽呂利」の話

【拡散してくださるとうれしいです】二月新刊文庫「曽呂利」の話

 新刊「刀と算盤」(光文社)好評発売中です!

 昨日も新刊のご紹介で、今日も同じく新刊紹介になってしまって本当に申し訳ないのですが、御寛恕ください。いや、だって、本を書いて売るのがわたしの仕事なんですからしょうがない!

 以前から色々話題にしていましたが、2015年に単行本として刊行していた「曽呂利! 秀吉を手玉に取った男」(実業之日本社)が文庫化し、2/7頃発売の運びとなりました。

 書籍

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【拡散してくださると嬉しいです】二月新刊「奇説無惨絵条々」の話

【拡散してくださると嬉しいです】二月新刊「奇説無惨絵条々」の話

 新刊「刀と算盤」(光文社)好評発売中です!

 はい、今日は来年出版予定の本の話です。
 アマゾンさんを覗いたら、既に情報が出ていましたので貼り付けます。

 あと、書店さんで予約しやすいよう、書籍情報カードをさっそく作りましたよ。こちらもご活用ください。

 こちら、オール讀物さんで不定期(正確には半年に一度)掲載させてもらっていた短編をまとめた、著者初の短編集です。六年目にもなって初ってどう

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◆文芸誌のみ掲載短編

定義 文芸誌に掲載されたことがあるが、単行本・文庫・アンソロジーなどにまとまる予定が立っていない短編のこととする(最初から本にまとまる予定で始めた短編は含まない)。

「恋唄」 野性時代2014年10月号所収 著者自身記憶が曖昧なのですが、時代小説の競演企画にお呼ばれして書いた短編です。平賀源内が歯磨き粉のコマーシャルソングを作ったという逸話を膨らませて作った短編です。なお、本短編は電子化されてお

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「刊行物一覧」を作った浅い理由

「刊行物一覧」を作った浅い理由

 新刊「刀と算盤」(光文社)好評発売中です!

 昨日、年末のクソ忙しい中、こんなもの

 を作ってしまいました。マジでこの忙しい時期に!
 でも、これには浅ーいわけがございまして。

 飲み会などで人と知り合うと、こんな会話がなされます。

「ふーん、で、谷津さん、でしたっけ。どんな本を書いてるの?」

 驚くに値しません。世の中、小説に詳しい人はごく一握り。皆さんも周りの友達に聞いて回ってみて

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◆戦国時代

 秀吉の御伽衆である曽呂利新左衛門を主人公にした歴史小説。実はこの曽呂利という男には明確な目的があって、豊臣政権の中を泳ぎ回っていた……という内容です。曽呂利の目的や如何に? 

 紀州の雑賀衆の棟梁、雑賀孫市をモチーフにした歴史小説。この人物がとにかく謎だらけなのをいいことに、(そして説の中に雑賀孫市複数人説があるのをいいことに)雑賀衆の伸長と衰退を自由気ままに書かせていただきました。「小さきも

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◆江戸時代

 以前noteでも取り上げざるを得なかったくらい、谷津矢車の代表作扱いされている一作です。江戸の版元蔦屋重三郎が江戸を変えるべく出版事業を通して奮闘する……という、ある意味早すぎたコンセプトを有した小説でした。現在絶版中(電子書籍は販売中です)。

 とてつもなく長い竹刀を武器に江戸を恐慌に陥れた剣客、大石進のアーリーデイズを描いた時代小説。フィクション味が強い作品で、青春小説みたいな面があります

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◆幕末・近代

 吉田松陰の妹、文を主人公にした歴史小説。何気に幕末から近代までを扱っています。本書については……。担当者さんと七転八倒した記憶しかありません(笑)。けれど、本書があったからこそ後に続いた小説なんかもありまして、実はわたしの年譜上、非常に大事な一作です。絶版(電子書籍はあります)。

 歌川国芳の弟子である歌川芳藤を主人公に、弟弟子たちである月岡芳年や河鍋暁斎、落合芳幾らの動向を描いた小説です。正

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◆アンソロジー

 歴史小説イノベーション「操觚の会」の有志による競作短編集。わたしは「赤とんぼの群青」で参加しています。トップバッターとのことでがっちがちに緊張していましたが、「幕末という時代」「暗殺とは何か」という問いに谷津なりの回答を出した小説になっておりますのでチェック!

 拙作「紀尾井坂の残照」(実業之日本社J-novel所収)を選出していただきました。実は本作、今やこの本でしか読むことができません(な

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◆狩野永徳シリーズ

 その名の通り、安土桃山時代の絵師、狩野永徳を主人公にしたシリーズです。一応全三部構成の予定ですが、第三部はもう少し先のことになると思います。谷津矢車っぽい小説といえましょう(そもそも「洛中洛外~」はデビュー作ですし)

谷津矢車刊行作品一覧

谷津矢車刊行作品一覧

◆最新作 こちら。◆連載中小説 今のところ連載終了です。

◆刊行予定 2019年11~12月「桔梗の人(仮)」(潮出版社)刊行予定

◆狩野永徳シリーズ   → こちら◆戦国時代       → こちら◆江戸時代       → こちら◆幕末・近代      → こちら◆アンソロジー     → こちら◆文芸誌のみ掲載短編  → こちら