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「田舎でのんびり起業」を成功させる資源(リソース)を考えてみよう

僕は今八ヶ岳南麓(山梨県北杜市)で暮らしています。「新しい働き方。暮らし方」でハッピーになろう!という企業パーパスのひとり法人を立ち上げてコンサルティングや地方関係人口創出に関することが仕事です。(ヘッダー画像はnoteギャラリーから挿入しました。rich_poppy335さんありがとうございます!)

今回は「田舎でのんびり起業を成功させる資源を考えてみよう」というタイトルで自分の能力や資源を考えてみようと思います。


田舎でのんびり起業とは?

僕がおすすめしている「田舎でのんびり起業」はお金よりも人生を大切にするライフスタイルです。もちろん生きていくにはお金は大事。だけどお金だけを目的にしたギラギラ起業とはちょっと違う。人生を楽しむための起業です。詳しくはこちらの記事も参照ください。

自分の持っている資源から「自分の強み」を考える

起業をしようと思ったら、当然自分の強みを活かした仕事を目指したいですよね。でも自分の強みって具体的にはなんでしょう?すぐに思いつきますか?

営業職を20年やってきたけど成績優秀でもないし営業が強みといえるかわからない…。

イベント企画会社に10年勤めているけど社内調整ばかりで企画職と呼べるほどでもない…。

経理の仕事をずっとやってるけど伝票処理だけで会計の知識があるわけでもないし…。

自分に強みなんてあるのかな?って思ってるひとも多いのではないでしょうか?でもね、皆んなそんなもんですよ。むしろ華々しい経歴があるひとの方が少ないんです。

誰にだってこれまで積み上げてきたもの(資源)があるんです。そしてその資源を整理していくことであなたの強みを発見することができるようになりますよ。

なにもスキルや資格だけが資源ではない

起業のための資源って考えると、なんとなくスキルや資格を思いつくひとが多いでしょう。例えばコーチングの資格があるからコーチとして独立しよう、とか。WordPressでWebを作ることができるからWebデザインの仕事ができそうだ、とか。そういう類ですね。

逆に資格がないとできない仕事もありますよね。どんなに経理での経験が長くて詳しくても税理士の資格がないと税理士の仕事はできません。他にも旅行業も資格が必要です。

確かにスキルや資格といった資源はわかりやすいものです。起業するために大きな武器になるでしょう。でも起業に役立つ資源ってスキルや資格だけではないんです。

経験というストーリーこそ一番の資源

まずはあなたの人生そのもの。あなたの経験が一番の資源です。

成績がイマイチの営業職でも、社内調整ばかりで表舞台に立っていない企画職でも、会計知識のない伝票処理のエキスパートでもいいんです。

あなた自身が試行錯誤を重ねてこれまでやってきたこと。その経験そのものが最高のコンテンツになるんです。僕も起業して最初はなかなか売上が得られなかったんですが、その紆余曲折した経験そのものが今コンテンツになってコーチングやコンサルティングのネタになっています。(僕自身のお話はまた別の機会で紹介しますね)

人脈やお金や資産だって立派な資源

ほかにも立派な資源はたくさんあります。人脈も重要な資源です。例えば営業職をしていればたくさんのクライアントや同僚と繋がっているはずです。

不動産購入者を100人見てきた。売れる営業職、苦労する営業職を100人知っている。これってすごい資源ですよね。

もちろんお金や資産も資源です。例えば実店舗を伴う起業を目指すなら物件の家賃や改装のためにお金を費やすことができます。空き家になっている実家があるなら賃貸不動産運用であったり民泊運用もできます。

起業のために使えるものならば全て資源なんです。人脈やお金・資産などは客観視できる「持ち物」ですから一度棚卸しをしてみてください。

経験やスキルを資源として言語化するには

話を経験やスキルに戻しますね。ストーリーへの磨き上げは別の機会にしますが、まずは最初の一歩。経験やスキルを「資源」として言語化していきましょう。

自分の経験やスキルを一度抽象化してみる

経験やスキルを言語化するのに便利なのが抽象化です。まずは自分の経験やスキルを抽象化してみましょう。例えば、成績はイマイチな営業職だけど稟議をあげるのがうまい、というひとを例に考えてみましょう。

あなたが上げる稟議書はいつも一発で通る。周りからもあなたの稟議書はいつも通るからいいよな、とよく言われる。そんなケースです。

これを抽象化すると、あなたは「論理的に文章を構成する」能力が高い、と言えるかもしれません。

もしくは、上司の表情や反応を見て内容を微修正して説明しているから、稟議が通りやすいのかもしれません。

その場合は「ひとの機微に敏感で感情に訴える」能力が高い、ということかもしれません。

抽象化した経験やスキルを再び具体化してみる

今度は抽象化した能力を再び具体化してみましょう。その能力を活かせる場面を具体的に想像していくのです。

例えば「論理的に文章を構成する」能力が高いのであれば評論系ライターなんてよさそうですね。複数の商品を比較しておすすめを紹介する記事が書ければアフィリエイトなどで活躍できそうです。

「ひとの機微に敏感で感情に訴える」能力が高いのであればコーチやセラピストなどもできそうです。相手の反応、特に論理的な言葉ではなく感情を示したところをうまくキャッチできることはコーチやセラピストの核となる能力ですからね。

自分の経験を起業の資源として整理する

今回は自分の持っている資源を言語化する方法を紹介しました。起業をするにはあなたの「強み」「差別化」を打ち出す必要があります。なぜなら星の数ほどいる事業者の中からあなたを選んでもらう必要があるからです。

資源の言語化は「強み」を作る第一歩です。この後「資源(特に経験というストーリー)」を「強み」「差別化」に磨き上げていくのですが、それはまた別の機会でお話ししましょう。

参考情報:田舎でのんびり起業を考えているなら

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あと、こちらは僕の会社(ひとり法人ですけど)のホームページです。よかったらこちらも見てみてください。


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