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人生初の異空間「なんじゃこりゃ」

私は、ほぼ毎日、海で泳いでいる。
ほぼ毎日「ホント、綺麗だな~」と思いながら、朝日がのぼるところとか、月とか星、夕日、雲、山、島、鳥、魚を見てる。

こんなにしょっちゅう泳いでいる私が「こんなの初めて…」って感じて、ず~っと泳いでいたいと思った日があった。

それは、早朝、日の出頃だった。
朝もやが出ていたけど、雨でもなく、強風でもないので、チャリで海へ向かった。
そして、海へ入った。

「今日は灯台も漁港も何も見えないな」と思った。
沖へ泳いで行く。振り返って浜辺を見ると、ぼんやりとしか見えない。
「もう少し、沖に行ったら、浜辺が見えなくなる」と思って、沖に行った。
そしたら、360度、ドコを見渡しても、朝もや以外、何も見えなくなった。
あんまり、沖に行き過ぎると、漁船に出くわすかもしれないから、そんなに沖には行かない様にして、私はゆっくり泳いだ。

私以外誰もいない。音もない。何にも見えない。真っ白な空間で泳いでる。
「こんなの産まれて初めてだ~」

子供の時から親に海に連れて来られて「海で泳ぐと砂だらけでベタベタになるから、プールの方がいい」って思い続けてた。
クラゲとかエイに刺された話を聞いて「パス」と思った。
サーファーやらなんやら、人も多いし「海は好きだけど、泳ぐのはプールで」って思ってた。
でも、ずっと泳ぐことは大好きだった。

何年か前から海で泳ぎ始めた。
父が4月~10月頃まで泳いでいるってのと、フィンを履けるってことと、綺麗な海を知ったからだな。

海は最高。ほぼ完璧。フィンを履くのが禁止でもないし、キャップを被らないといけなくもない。同じ方向に泳がないといけなくもないし、止まったら邪魔ってこともない。ホントに自由。泳ぎたい方向に、自分のペースで進んだり、止まったりしてていい。

台風なんかで荒れている時は、デカい波を超えたらデカい波が来て、水を飲んじゃった直後にデッカイ波にグルグル巻かれたりして、大木が見えたりすると「危険」を感じる。

葉っぱやら虫やらがいっぱいな日もある。

でも、綺麗な日もかなりある。海はホントに毎日違って止められない。


重くなってしまった、人の気持ちを、ちょっとでも軽くしようと動いています。 土台作り中なので、サポートいただけると、とっても有難いです!! 「ただ相手に与えるだけではいけない 相手からも もらわなくては」ゴッホ 何かもらってもらえるといいな。