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本の棚 #171 『チェンジ・ザ・ルール!』

新しいシステムを導入したのはいいけど

それで本当に利益は生み出されているのか。

一元管理、情報統括…

それとどう利益がつながっていくのか。

システムの導入だけで

問題がすんなり解決しない、むしろ

マイナス面ばかりが目立つ。

それは新しいシステムと組織の古いルールが

ミスマッチしているからではないか。

論理的思考を鍛えるには最適な小説だ。

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重要(非緊急)

こんな件名のメールが届いたらどうだろう?

これは重要度と緊急度のマトリクスの話で

重要だけど緊急ではない。

今すぐにしろというわけではないけど、

計画的に実行すべきだという

ぼくとして一番大切にしている分類だ。

重要かつ緊急というのは目の前で起きている

目に見えてわかりやすい課題であるため

まぁほっといても取り組む。
(取り組まざるを得ない)

しかし非緊急と言われたら…

想像の通り、いつまでも後回し…

さらには忘れてしまう、となるのだ。

少し先の未来と現在を調和させる、と

ドラッカーの『マネジメント』にもあるが

少し先の未来を考えられるのが

人のもつ大切な能力だと思う。

ものすごい先の未来を想像しなさいと言われたら

ちょっと待ってよ、となるけれど

少し先の未来、3ヶ月先、半年先、1年先なら

なんとか考えられるのではないか。

送ってみよう。

「重要(非緊急)」のメールを。

「限界に合わせて習慣やルールを作る」

新しいシステムを導入したはいいが

ルール自体がこれまでの限界に合わせたものに

なったままではないだろうか。

そのルールが新しいシステムから得られる

メリットを阻害しているとしたら…

ルールや習慣はその時々の限界に合わせて

つくられるという前提で考えると

システム導入を最大限享受できる体制が

整っていないことはありえる。

そのままシステム導入したら

「使えないシステム」といった

誤ったレッテルをはられてしまかねない。

新しいことにチャレンジするときには

是非読みたい一冊だ。

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