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書き始めよう!うまくいけば何かが立ち上がるかもしれな


湯川さん 押田さん

そうだそうだ、往復書簡だ、と思い、後から書き加えました。後は基本的に書簡ぽくない文体を維持しています。ごめんなさい。

書くぞ書くぞ。往復書簡を書くぞ。ということで往復書簡を書き始めました。

応答することがない

と、意気揚々と書き始めたのはいいのですが、びっくりしたことに、特に応答することがないのです。私はなんという中身のない人間なのだろう。びっくりです。

応答することがない。というか、手紙とか書くのだって久しぶり。考えてみたら手書きで便箋に手紙を書いたのって、もう20年くらい前(下手したらもっと前)なんじゃないでしょうか。

最初の書簡は「文章生成」をテーマに書いてくれたけれど、「なんか書き始めると、書き始まるよね」というのは同意。(そんな単純なことは言ってないかもしれないけど・・・)。まあとにかく書いて、伝えて、つなげていこうぜ、ということだと解釈しました。

相手の書いたことにお返事するのって、ちょっとこそばいよね!といいつつ、僕も思いきって書き始めてみますね。

小説も書き始めないと表れてこない

僕は趣味で小説を書くのですが、小説というのも、大体「書き始めると、書き始まる」ものなのです。とにもかくにも、書き始めないと、小説は立ち上がってこない。

当たり前のことなのですが、小説は書かないと出来上がりません。煮ても焼いても無理で、テーマなんかクソで、登場人物がいかに設定されていようとも、トリックがいかによくできていようとも、まず書き始めないと小説は表れてこないのです。
AIに「小説書いて〜」といえば書いてくれるだろうが、それはAIが書いているのであって、自分が書いているのではない。

「書き始めないと書き始まらない」ということは当たり前で、当たり前のことを当たり前に力強く言ってしまうのですが(笑)、当たり前のことをきちんと本当にわかるということには、ちゃんとそれなりにコストがかかるんだかんな、と僕は言いたいと思います。

しかし、じゃあ「書き始められば必ず小説ができあがる」かというと、それもまたそんなにうまくはいかないのです。

恐ろしいことに、ときどき、100枚書いても、200枚書いても、「立ち上がらない」小説がある。なんかしっくりこねえな〜という状態が続く。そんときは苦しい。趣味でやってるのに、こんなに苦しんでどうするんだ、誰も読まねーのによ〜と思うのだが、苦しい。

苦しい状態で1年くらい書いて、もうやめた!ということで「汚物は消毒だ〜!」ということで書いた分をさっさと捨てて、勇気を出して書き直すこともあります。

私にはさっと書く才能がないし、そもそも小説を書く才能が一片もないんだああああ!と絶望しながら、しかし、才能があろうが、なかろうが、読者がいようがいまいが、書き始めないと小説は書き終わらない。

書き始めないと、書き始まらないし、「もうやめた!」もないのです。始めることは偉大なり。ということで、往復書簡ぽくない文体と話題でゴメンナサイ。

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