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出会い、別れ、それも「縁」

ビジネスマンの管理職といえば
チームビルディングを考えたり
そして個々のチームメンバーと1オン1で面談したり。。。
時にはチームメンバーや部下の方が
「私退職します」という場面に遭遇することもあるでしょう。
私も過去、何度もこのシーンに遭遇しました。
引き留めたこともありましたが
ほとんどのケースで退職されました。

そのたびに、マネージャーとして私はどうだったのだろう?
会社はこの人を採用するためにコストを支払ってくれたのに
結果辞めることになってしまい、責任は私にある。。。
そう考え、自分を責めたことも度々ありました。

そんな感情を(今その境遇にあるわけではございませんが)
フッと柔らかくしてくださったnote記事がありました。
尊敬するnoterさん池さんの記事です。
お盆の時期に合わせて、出会いや別れの「縁」について書かれていました。

お盆とは、先祖故人偲び供養する行事。
つまり、お別れした方と心の中で再会します。
これにちなんだ仏教の教えで、私がビジネスの現場で大切にしている言葉があります。
それは
つくべき縁あればともない はなるべき縁あればはなる」
という『歎異抄』第6条の一節です。

こちらは、人と人との出会い、あるいは別れというのは、所詮は「縁」であるということ。

つまり、離れる縁自然に受け入れましょうということです。

池さんのnoteより

チームメンバーが会社を「離れる」という縁を
心のどこかで傷のように抱えてしまっていた私がいました。

でも、よくよく考えてみると、自分も転職を繰り返しておりますので
「離れた縁」の人でありました。
転職する際は、業界他社に動いたので、心苦しいこともありましたが
「自分ができることは次の会社でお客様の益のために頑張ること
それが前職の仲間や上司、先輩に恩返しになるのだ」
と考え、業界発展を目指して仕事をしています。

去った会社からはどう評価されているか不明ですが、
少なくとも、この考えで業務を遂行してきたつもりです。

自分も離れた身ですが、
おかげ様であちらこちらにネットワークが出来、
今でも良い関係を継続させていただいております。

同じように自分から離れていった縁も自然に受け入れてみると、
意外とさらに違う縁になってみたりすることもあるのでしょう。
会社を運営する、チームを運営するというのは
決して一人で行えることではありません。
だからこそ、このご縁を大切にしたいし
そのご縁が離れてしまったときの気持ちは、抑えがたいもの。
ですが縁はまわる。
そう考えてみると、意外と心が軽くなる。
池さんのnoteに改めて気付かされた気持ちでした。
池さん、ありがとうございました。


ヘッダーのイラストはsyuka_sakuraさんの
イラストを利用させていただきました。
ありがとうございました。

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