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【アート】今年もっとも笑った展覧会もしれない「ヨシタケシンスケ展かもしれない」ーその③
12月名古屋に出張時、東京でも行けなかった
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」を訪れるチャンスがありました。
展覧会に入るまでのエピソードはこちら↓
そして入ってすぐの展示についてはこちら↓
今回はどのようにしてユニークな絵本が作られているか
展示会の写真も交えて私なりに解説いたします。
思考分解の天才かもしれない
絵本がどのように書かれたのかの展示は
著者であるヨシタケシンスケさんが
いかにお題を思考の中で分解しているかが説明されていました。
「りんごかもしれない」の絵本は
当初編集者からのアイディアはこういうものでした、
という展示がされています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93318593/picture_pc_98947143811f0c3dca1fc6941d5eaf5d.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93318596/picture_pc_74d62d6f9a6db51b8234f943252e4efe.jpg?width=800)
そしてそのお題をヨシタケシンスケさんは
分解して、分解して、分解して。
そして絵本のアイディアを絞り出します。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93318591/picture_pc_e86e3e8a9decd4738bf7a1b7e87f757a.jpg?width=800)
「りんごがじつは〇〇だったかもしれない」
この彼の思考分解と
多様的なアプローチが新たなストーリーを創り
また彼の多大なるスケッチ
(ほとんどが人間ウォッチングでした)
に基づいたイラストと織りなされて、
彼独自の世界が広げられるのでした。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93318708/picture_pc_e0811be0e1bf85b76ff7f19c69889a83.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93318709/picture_pc_17473ebdf0d1a2f35e1ce16872ed0e6d.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93318712/picture_pc_faab39649cd0ccfbd268e7e4b0c8a67c.jpg?width=800)
哲学者なのかもしれない
私が特に興味をもったのは
「みえるとか、みえないとか」
のスケッチメモ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93318594/picture_pc_9862b882d2c4541f487951e6f008f8f2.jpg?width=800)
目の見えない人は世界をどのように見ているのか
ということばから始まり
「安っぽい言葉を使わずに
しょうがい者をどうとらえ、
どうかかわっていくか
そっちの世界もおもしろい考え
最も想像力のおよびにくい人(他者)を
どうむかえいれるか」
そして彼のスケッチと思考は続きます。
「自分とは違う世界のとらえ方に
どれだけ興味をもてるか
そのことによってどれだけ「新しい視点」を
手に入れらえるか」。。。。。
そして彼の思考は「しあわせって?」
というところまでいきつきます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93318597/picture_pc_d224d9349c67e80db61e4485e6689d71.jpg?width=800)
様々な考察の分解から、生まれた絵本の一部がこちらです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93319363/picture_pc_20f3ffce4d9d15c477747ecfaed193c7.jpg?width=800)
絵本作家のヨシタケシンスケさんの思考は
常にどんどん分解され
そして常に新しい
ポジティブな側面からものごとを見れるようになります。
彼の作品では、ネガティブにとられやすい感情や状況も
魔法のように全てプラスに表現されるのです。
どうですか?
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