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【本】藤井風の『まつり』が『嫌われる勇気』アドラー的要素満載なことについて

  藤井風さんの新曲『まつり』が発売されて、話題になっています。私も大好きなアーティストなので、早速聞いてみました。ピアノから始まり+笛のメロディ+POP+JAZZぽいリズム、和的な歌詞+岡山弁が、耳に心地く何度も聞いています。
  そんな中、遅ればせながら『嫌われる勇気』‐ 自己啓発の源流「アドラー」の教え を読んだのですが、藤井風さんの『まつり』にシンクロする文章がたくさん。。。。本を読み終わって、『まつり』を聴けば聴くほど、アドラー心理学的に聞こえてきます。
 これは単なる偶然かと思いますが、自分なりに解釈してみましたので、noteに記します。

 私が歌詞の中で、シンクロする!と思った箇所は下記です。
「まつり」の歌詞抜粋は♪太字で印し、「嫌われる勇気」内の文章は←後に記します。

♪ まとめてかかってきなさい 今なら全て受け止めるから ♪
←  ありのままの自分を受け入れる「自己受容」する。

♪ で、一体何がほしいわけ 誰に勝ちたいわけ ♪
 ←  人生とは他者との競争ではない。

♪ なかなか気づけんよね  何もかも既に持ってるのにね ♪
← 大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである。

♪ 毎日愛しき何かの祭り 祭り ♪
← 人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那。

♪ 比べるものは何もない 勝ちや負けとか一切ない ♪
←人生とは他者との競争ではない。

♪ 何も知ったこっちゃない ♪
← 課題を分離する。あなたのことをよく思わない人がいてもそれはあなたの課題ではない。

♪ 真っ平らに生きられたら ♪
← 人生は平原。

♪ みな抱きしめたら踊りなさいな ♪
← 人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那。ダンスを踊っている「いま、ここ」が充実していれば、それでいい。 

♪ あれもこれもが有り難し♪
「ありがとう」感謝のことばを伝える

♪ あれもこれもが有り難し 苦しむことは何もない 肩落とすこた一切ない ♪ ← ありのままの自分を受け入れる「自己受容」する 

太字 藤井風「まつり」
← 岸見一郎、古賀史健
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え



 

  少し過大解釈もあるかもしれないです。ですが、余りににも同じようなことを言っている気がしてならなくて。そして『まつり』にしても『嫌われる勇気』も、いまのままの自分でいいんだよ、いま、ここを生きることの大切さ、普通であることは無能であることではない、わざわざ自らの優越性を誇示する必要などないよ、と言ってもらっているように感じます。

  藤井風さんがアドラー心理学や『嫌われる勇気』を読んでいらっしゃるのか一切不明です。ですが、この今の幸せ感に通じる歌詞や、メロディ藤井風さんの思いが彼の曲を通じて我々に伝わるからこそ、人気なのかもしれない、と思ったエピソードでした。これからの活動をさらに期待するアーティストです。いつかライブに訪れ一緒に「いま」を共有したいアーティストです。

 最後までお読み頂き、ありがとうございました。何かのヒントになれば、幸いです。

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