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【ディスクガイド】コブクロ 全アルバムレビュー 1999-2024

久しぶりにnoteから投稿してみます。 ニューアルバム『QUARTER CENTURY』のリリースを記念して、コブクロがこれまでに発表した歴代のアルバム作品を一挙に振り返ってみたく存じます! 私見も多分に含まれますが、本記事を通じてコブクロのコアな部分まで掘り下げてみたいと思っていただける方がいらっしゃれば何よりも幸いです。 それでは早速まいりましょう! 1st Indies Mini『Saturday 8:PM』コブクロ初の全国流通CD作品。インディーズレーベルからのリリ

    • 26歳を迎えて 《Thanksgiving 25→ 三十路へのゆくえ》

      26歳の誕生日を迎えた。 やれ25歳だアニバーサリーの幕開けだと騒いでいたのがつい昨日のことのようである。時の流れは恐ろしい。 この1年間を振り返ると、同年齢の仲間たちとともに “25周年” を掲げて公私ともに大きく成長できたことが何よりも思い出深い。 大学卒業というひとつの集大成や新たな環境での毎日の学びは自らの将来に向けて大きな自信となり、10代の頃の苦い記憶もあれよあれよという間に浄化されていっている実感が確かにある。 ただその傍らで、'24年6月に新型コロナに初め

      • 25歳

        本日8月15日、私やたろは25歳の誕生日を迎えた。 人生100年時代ともいわれる昨今において、その4分の1にあたる四半世紀という年月にはどれほどの重みがあるのだろうか。 私はこの佳き日に辿り着けたことを ──決してシリアスに捉えるのではなく── 幸せに思う。 これまでも散々記してきたことなので改めて詳説はしないが、貴重な10代の大半を闘病に費やしてしまった私はずっと、生きることに慎重になり過ぎていたのかもしれない。 使い古されたフレーズではあるが、何気ない毎日の尊さやありふ

        • SPECIAL MONOLOGUE “太陽と深海”

          -prologue [Out of the DEEP SEA] -[回想]  あの日から、どれだけの時をここで重ねてきただろう——。 具体的に “あの日” を明示しようとすると枚挙に暇がないが、これまでlivedoor Blogやnoteにて幾度も書き連ねてきたように、2011年に始まり2012年の夏にかけての中学生前半にあたる期間は私の人生における黄金期であり、紛れもない栄光の日々(=“GLORY DAYS”)である。 たくさんの大切な仲間とともにその時代を過ごせたことは

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        【ディスクガイド】コブクロ 全アルバムレビュー 1999-2024

          こんなに近くに居るんだ

          10月19日、コブクロの34枚目のシングル『この地球の続きを』がリリースされた。 来たる2025年の大阪・関西万博に向けて果てしない未来へのワクワク感が溢れんばかりに伝わる表題曲「この地球の続きを」、コロナ禍をはじめとした混沌たる世界の現実に目を背けることなくひたすらに“今”を見つめた「Days」、そして2011年のツアーで初披露されて以来11年越しに当時のライブテイクで音源化された「恋愛観測」。 未来、現在、過去という時の流れや、一貫したストーリー性さえも感じさせるこの並

          こんなに近くに居るんだ

          桜井正宏さんへの想い

          2022年4月14日。 偉大すぎる天才ドラマーの逝去から1ヶ月の月日が流れた。 その知らせが届いたのは3月24日。 Twitterのタイムラインにて第一報を目にした際、あまりに突然の事で頭の中が整理できなかったのを鮮明に覚えている。 「え、あの “まーちゃん” が!?」 正直、俄には信じられなかったのだ。 いつでも笑顔で、元気印のパワフルなドラマーとしての姿しか僕は知らなかったから。 2008年の秋、コブクロのライブDVD『KOBUKURO LIVE TOUR ′08

          桜井正宏さんへの想い

          じいちゃんへの感謝と、横浜が繋いでくれた絆。

          今日はどうしても書き残しておきたいことがある。 立春さえまだ1週間ほど先だが、少しずつ春が近付いてくる気配を感じると、毎年必ず思い出す出来事があるのだ。 2009年3月、大好きだった母方の祖父がこの世を去ってから今年で13年になる。 当時10歳だった僕にとってはあまりに悲しくショッキングであり、今に通ずる人生観にも大きな影響を与えた出来事だ。 じいちゃんはとても優しく、カッコいい人だった。 幼少期、横浜市に住む祖父母のもとへ母と共に遊びに行くといつも、ばあちゃんは最寄

          じいちゃんへの感謝と、横浜が繋いでくれた絆。

          2年次を終えての所感 (2022/1/26)

          去る1月21日、定期試験を終えるとともに春休みに突入し、大学の2年次が無事に完了した。 早いもので、コロナ禍の真っ只中で幕を開けた僕の大学生活も折り返しを迎えてしまった。 時の流れはあまりに残酷だ。 ここまでの大学生活の大半をオンライン体制で過ごした者として、なかんずく病気に罹患したことで高校時代さえも満足に過ごせなかった僕にとって、学生生活という名の“日常”へと戻っていくことは喜ばしい反面、大きな試練でもあった。 ふとした病が唐突にもたらした高校生活の終焉、そして5年

          2年次を終えての所感 (2022/1/26)

          映画『おばあちゃんの思い出』と祖父母への想いなど

          Mr.Children「映画ドラえもん のび太の新恐竜」に書き下ろし主題歌提供(動画あり / コメントあり) https://natalie.mu/music/news/355982 先日飛び込んできたこのビッグニュースを機に、久しぶりに『ドラえもん』の作品に触れてみて色々なことを想ったよ、という話です。 ーーー漫画『ドラえもん』の誕生50周年を記念した、またリニューアル版アニメの放送開始からも15年になる節目の劇場版は、原点回帰といえる “恐竜” を再びテーマに掲げた完

          映画『おばあちゃんの思い出』と祖父母への想いなど

          20年を越えて想うこと

          本日、21回目の誕生日を迎えた。 日毎に速くなっていく時の経過を肌で感じ、特にこの5年くらいは本当にあっという間に過ぎていったなと痛感する。 一方でこの世に生を授かってからまだ20年少々しか経っていないのかという驚きも大きく、その相反する思いから、生きている“自分”という存在が不思議になる瞬間もしばしばある。 この20年超の人生は決して順風満帆なものではなく、10代も後半になると僕なりに酸いも甘いも知って色々なことを経験したような気になっていた。 ところが、色々と分かって

          20年を越えて想うこと

          2011.8.21 ⇒ 2019.6.30

          2019年6月30日、コブクロのライブツアー『KOBUKURO 20TH ANNIVERSARY TOUR 2019 “ATB”』をさいたまスーパーアリーナで観てきた。 詳しくは後述するが、とても印象深いライブだった。 これまでのライブ同様、かけがえのない瞬間として一生忘れることはないだろう。 前回生で観たのは、もう8年も前になる。 2011年8月、休止前最後の活動となった全国ツアー『KOBUKURO LIVE TOUR 2011 “あの太陽が、この世界を照らし続けるように

          2011.8.21 ⇒ 2019.6.30