映画『おばあちゃんの思い出』と祖父母への想いなど
Mr.Children「映画ドラえもん のび太の新恐竜」に書き下ろし主題歌提供(動画あり / コメントあり)
https://natalie.mu/music/news/355982
先日飛び込んできたこのビッグニュースを機に、久しぶりに『ドラえもん』の作品に触れてみて色々なことを想ったよ、という話です。
ーーー漫画『ドラえもん』の誕生50周年を記念した、またリニューアル版アニメの放送開始からも15年になる節目の劇場版は、原点回帰といえる “恐竜” を再びテーマに掲げた完全新作だ。
スキマスイッチや秦基博、BUMPに福山雅治に星野源といった名だたるミュージシャン達が再起用されるのではとも思われた、その主題歌を今回担当することになったのはまさかのMr.Children。
幼い頃に好きだった恐竜、ずっと好きなドラえもん、そして中学時代に僕の人生観を変えてくれた大好きなミスチル。
このタイミングでの三者揃い踏みに、否応なしに胸が高鳴った。
東京五輪も控える2020年は、是非とも劇場で観たいドラえもんの映画とともに、ますます熱い1年になると確信している。ーーー
と、ここまでが前置きになりますが…(汗)
こんな切っ掛けから、久しぶりに『ドラえもん』の旧作を観たくなったんです。
あまり時間も取れないし、大山ドラ時代の2000年前後に同時上映されていた短編モノを観たいなと思ってDVDを引っ張り出してきたのです。
この短編映画、迫力に圧倒される本編よりもスケールが小さいぶん、ジンワリとした感動があって好きだったんですよね。
今や黒歴史と化したドラえもんズ(この前Twitterで少しバズりましたね)とか懐かしいなと思いつつも、今の自分のモードにしっくり来る『おばあちゃんの思い出』(2000年) をチョイス。
これ、特に身近なテーマであるゆえに泣けるんすよ。
一番泣けるのがね…
“登場人物が全員優しい”
ハイライトとなるおばあちゃん、そしてのび太とドラえもんはもちろんのこと、ママもジャイアンもスネ夫もしずかちゃんも(幼少期含めて)みんな優しくてあったかい。
改めて観た今、幼い頃にはわからなかった登場人物の心や、あらゆるシーンやその描写(線香花火の伏線、クマのぬいぐるみを取り返そうとする幼少期のジャイアン・スネ夫の優しさとそれに応える現在ののび太、クライマックスが夕暮れでエモさ増幅、未来からやって来たのび太を見ておばあちゃんは自らの寿命を悟ってしまったんじゃないか、ママがクマのぬいぐるみを繕ってくれたラストシーン、など)に涙腺が刺激されて、名シーンの誉れ高い終盤は破壊力抜群で、久しぶりに気持ち良く涙が流れました。
これの主題歌じゃないけど、スキマスイッチの「ボクノート」を続けて聴いたらさらに色々な想いが溢れてきて涙が止まらなくなった。どうしよう。今も半泣きでこれ書いてます。
っていうか自分、こんなに泣けるんだ。自らの感受性に自信を失っていたので謎に安心もしている。
そんな名作映画を観てまず思ったのは、自分は果たして本当の意味でばあちゃん達へ孝行できてんのかな、ということ。
僕の祖母は2人とも高齢ながら未だ元気でいてくれているんだけど、中学生、厳密には小4の頃から僕の慢性的な体調不良が続いていて、なんだか自分の元気な姿(完全体?)を両親にもばあちゃん達にもずっと見せていないな、沢山心配を掛けてしまってるなと思って、無邪気で楽しかった幼い頃の記憶が蘇ってきたのも相まって、映画を観ながら涙が止めどなく溢れてきたのです。
両親やばあちゃん達にも、10年前と2年前にそれぞれ亡くなったじいちゃん達にも沢山愛情を注いでもらってきたし、それに対する心からの感謝をずっと伝え続けてきたつもりなので、そういう意味での後悔はきっと無いと思う。
だけど、じいちゃん達にこれからの自分を見せてやりたかったという叶わぬ想いや、両親やばあちゃん達にはこれまでの苦しみを乗り越えて一人前の大人になっていくであろう僕のこれからを見続けてほしいな、という願いが強くあります。
昨日は父方のばあちゃんに会ってきまして、いつも以上にいっぱい抱きついちゃったりして、総じてすごく楽しい時間だったんだけど、ばあちゃんは僕が快調じゃないのを知ってるから、気を遣わせてしまっているのがわかって辛かったです…。
次会う時までにはパワーアップしていたいし、母方のばあちゃんにもすこぶる元気な僕で今度会いに行きたいな。
両親にも早く安心してもらいたいし、頑張れ自分。
あらゆる呪縛から解き放たれた完全体でばあちゃん達に会ったり、ドラえもんを観にいくんだ!
…はい、そんな、とっ散らかっていてとりとめのないお話でした。(この文章を通して一体何を言いたかったのか!?)
でも自分を奮い立たせるために文章書くってなんかスッキリするからいいね。
いつも以上に纏まりの無い文章ですが、ここまで読んでいただきありがとうございました!