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あなたは今年が皇紀何年か知っていますか?

日本独自の暦「皇紀」

あなたは今年が皇紀何年か知っていますか?
つまり、日本という国家は建国何年なのか、あなたは知っていますか?

日本という国が、いつ、どのようにしてできたのか、知っている人は意外と少ないのかもしれません。
なぜなら、教科書には書かれていないし、学校でも教えてくれないからです。

西暦2020年の今年は皇紀2680年、つまり建国から数えること2680年、なんと紀元前660年からこの国は続いているのです(簡単な計算方法としては、西暦に660を足すと皇紀になります)。

もちろん世界の中で最も古い国家で、最も長い歴史があり、ギネスにも登録されています。

国家としての歴史

日本の次に古い王室としては、デンマーク王国の成立が8世紀から11世紀の間、英国王室の成立が1066年ですから、日本の紀元前660年の成立が飛び抜けて古いことが分かります。

よく中国四千年の歴史といいますが(これはどうやらCMのキャッチコピーらしいのですが)、中華人民共和国は1949年の建国ですので、国家としては百年にも満たないのです。

ところが、他国に比べて、日本人は愛国心が低いという調査結果があります。愛国心が高い他国では、神話を含めて自国の成り立ちを学校でしっかりと教えます。

それに対して日本では、歴史の授業で縄文時代の暮らしぶりや古墳の形は教えても、神話を含めた国家の成り立ちは教えていません。

私たちが小学生のとき、日本が世界中で最も古い国家で、天皇が他国の王室から敬われる存在であることを知っていたなら、私たちは日本人であることに誇りを持ち、愛国心はもっと高いものになっていたはずです。

残念な気持ちになったあなた!
今からでも遅くはありません。「日本」というあなたの国の成り立ちや文化を深く知ることで、日本人であることに誇りを持ち、あなたの子供や次世代へ伝えて欲しいのです。

国家の成り立ちを知る

国家の成り立ちを知るために、何から勉強すれば良いのか分からない方は、まずその第一歩として、日本最古の歴史書とされる『古事記(こじき、ふることふみ)』を学んでください。

『古事記』の成立は和銅5年(712)で、天武天皇の命で稗田阿礼(ひえだのあれ)という人が誦習(暗誦)したものを、太安万侶(おおのやすまろ)が書き記し、編纂しました。

歴史書としては、『日本書紀』という書物もあります。これは養老四年(720)に舎人親王(とねりしんのう)が編年体の歴史書として完成させ、天皇家の系統を明らかにするという政治的な意図と、中国を意識した体裁をもって作られました。日本書紀は、様々な異説が物語の進行途中に同時に紹介されていることが特徴です。
2020年の今年は、日本書紀編纂1300年の節目でもあります。

古事記と日本書紀を合わせて「記紀」と呼びます。

「偽書」とされる歴史書「ホツマツタヱ」

「記紀」のように公式に認められている歴史書もあれば、公式にはまだ認められていない「偽書」とされる歴史書があり、その代表的なものに、「ホツマツタヱ」や「竹内文書」、「上記(うえつふみ)」などがあります。

これらの歴史書はその成立が古事記よりも古いため、公式には認められず偽書として扱われていますが、その内容はとても興味深く、面白いのです。

「ホツマツタヱ」は「記紀」の原書とされる歴史書です。「ホツマツタヱ」を理解すれば、「記紀」では分からなかった神様のことや、神社の由緒を理解することができます。
ぜひ、歴史書「ホツマツタヱ」を読んでください。

いつもありがとうございます。
見えない世界を伝える神社ナビゲーター
市口 哲也

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