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キノコの村のモンスター

**キノコの村のモンスターモギ**

朗読:ひびきめぐる
絵:たなかめぐみ
文:あずまやすのゆき

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太陽が昇ると、キノコの村には朝の光が差し込みました。村は大きなキノコや小さなキノコでいっぱいで、その中で多くの動物たちが楽しく暮らしておりました。

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でも、村には一つだけ大きなヒミツがありました。その名も「モギ」という小さなモンスターでした。モギは見た目はこわいけれど、実はやさしいモンスターでした。

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モギは他の動物たちとトモダチになりたかったのですが、見た目が怖かったので、みんなは彼に近づくコトはありませんでした。

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ある日、村の子供たちが森で遊んでいると、突然、雨がザーザー降ってきました。カミナリもピカッって光ります!森のみんなはあわててお家に帰り始めました。

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ああ、なんということでしょう。あまりの大雨に道が川になってしまい、小さなウサギの「ルナ」は逃げ遅れてしまいました。ルナは大きなキノコの下に隠れるも、怖くて震えていました。

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その時、モギがルナのところに現れました。
「大丈夫。ボクがキミの家まで連れていってあげるよ!」
彼は小さな手を使ってルナを優しく抱きしめ、彼の背中に乗せました。そしてモギはズブ濡れになって、ルナの家まで連れて行ってあげました。

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雨が止むと、すっかりキノコの村は、平穏を取り戻し、ルナはお家で過ごすことができました。ルナはモギの優しさに感謝し、彼と友だちになることを決意しました。

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あなたのおかげでお家に帰れたわ。ありがとう。お友だちになってもいいかしら?
モギはビックリしましたが、大きな声でハイと返事をしました。
ルナのおかげで、他の動物たちもモギの本当の優しさを知ることができました。

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以後、キノコの村ではモギはみんなのヒーローとなり、村の中心で楽しく暮らすことができました。

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村の子供たちは、モギの優しさを知り、見た目だけで人を判断しない大切さを学びました。そしてキノコの村は、友情と愛にあふれた場所となりました。  

おしまい。

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AIイラストレーターの、たなかめぐみさんが素敵なイラストを作られたので、絵本の題名と文を作ってみました。
朗読には、ひびきめぐるさんが素敵に世界観を作られて朗読されてます。
絵本になって、子どもたちを温かい気持ちにさせてくれると信じてます❤️

西野亮廣さんのモノマネみたいに夢が広がってゆけばいいなと信じてやってゆくよ!