学びたい子供たちの学べる機会づくり
ある時から、高校を卒業して就職するという人は減り、高校を卒業してから、進学する人が増えています。
ここまでは皆さんの肌感でもとても分かることかと思います。
以前9月に行われた令和2年度決算の特別委員会が発足され、令和2年度の各課の担当の皆様から事業報告の場がありました。
その中で、古仁屋高校の活性化事業に関する事業報告がありました。
以前もご紹介しましたが、奄美大島の他市町村から古仁屋高校に通いたいと思える取り組みが必要ではないでしょうか。と提起させていただきました。
その一案として挙げたのが、
『公営塾』
自治体が地域の将来を担う子どもたちのために開設する学習塾です。
石垣島でこのような公営塾があります。
進学するにあたり、必要な勉学。
更には、面接の練習なども。
そして何より注目すべきは、地域で体験を行う体験授業があります。
単なる塾ではないこの取り組みは大変興味深いなと感じています。
また昨今ではタブレットも子供達に配布されました。
リモートでの教育も可能となりますので、タブレットの使用マニュアルを家庭で利用できる安心して使えるような制度設計も必要だと感じます。
一方、公営塾と異なる方法もあります。
それが、
『教育バウチャー』
塾などに通う割引チケットを行政が配布するというものです。
メリット、デメリットは下記の通りです。
海外の事例で話をしますと、産まれた家庭の貧富の格差によって、子どもの教育格差、更には社会人になってからの資産格差が産まれるという統計結果も出ています。
日本でも下記の統計もあります。
では奄美大島はどうなのでしょうか。
奄美の平均所得を考えた時に、全国更には世界と比べてどうなのでしょうか。
私たちはいつの間にか、私の、私たちの生活を豊かにするために多くの時間を割いて、周りに目を向けることや手を差し伸べること余裕がなくなってきたような気がします。
もし大人たちの事情で諦めていたり、無関心になっている子供たちがこの世の中にいるのであれば、少しでも少しでいいから何かの策を講じられたら、いいなと思っています。
大人たちが創った、受け入れた世界や仕組みが今のものであれば、変えることもできるのではないでしょうか。
政治がそれらを解決する一筋の光となって欲しいと考えています。
世界が掲げるSDGsでも掲げられている目標でもあります。
この課題については、今後も引き続き勉強していきます。
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