選択肢を増やす大切さ
今日も一日お疲れ様です。
議会とは別で議員活動の中で、当局へ提案などを行うことがあります。
先日あった出来事で大切だなと思ったことを記したいと思います。
これから瀬戸内町の学校存続のために、他市町村の事例を持ち寄り、紹介を行う場面がありました。
瀬戸内町や奄美大島他市町村の子どもたちやご家族の意向を意向調査をしてみてはいかがでしょうか?
そんな対話を行いました。
そこで担当者から、
「これは町民から要望があったのですか?」
という話が返ってきました。
良い視点の質問だと感じました。
町民の声を聞く視点ですよね。
部活動に関しても、新たな地域資源を活かす部活動などを新設してみてはいかがでしょうか?
という提案も話も行いました。
そこについても子どもたちからの要望もなければ、新しく部活動を作る必要はないのではないか。
顧問の先生やコーチなどの人材を集める必要がある。
そういった意見を聞くことができました。
例えば、新一年生が自分はこの学校にはない部活動をしたい!
と言ってから、初めて学校や行政で検討が始まる。かもしれないということです。
もし検討や準備に時間を要した場合、二年生になってから希望の部活動を始められるかもしれない。
「~かもしれない」
環境だということです。
また子どもたちやご家族もそんなことを強いることはしたくないわけですから、既に子供がやりたい部活動がある学校への進学を考えるだろうと思います。
このような大人たちが知らず知らずのうちに、大人の事情で子どもたちの選択肢を増やすどころか、最小限にしていこうという思考が働いているということです。
高校を卒業した子供たちがなぜ島を出ていくのか。
自分が進学したい大学や専門学校、就職したい仕事がないから島を一度は出てみようとなります。
島外の方が、好奇心や希望を持てる選択肢があるからではないかなと思います。
※決して、島外に出て経験することが悪いということを言っていませんので誤解のないようお願いします。
話を戻します。
子どもたちが、これをやりたい!あれをやりたい!と要望があれば、当然解決するために行動します。
これは子供たちに限らず、要望があれば、解決策を考えるのが公人の仕事だと思います。
今はそのレベルから、大人たちが世の中の環境を見て、子供たちにとって将来良い経験になるor学びになることを想像して、実際に仕組みづくりまで考え、子供たちに提案してみる環境づくりも大切になってきているのではないかと感じます。
その環境づくりこそ、タイトルの「選択肢を増やす大切さ」に繋がりませんか。
大人たちの想像力や共感力のレベルが下がれば下がるほど、子どもたちの無限の可能性の足を引っ張る可能性もないかもしれませんよね。
特に今年は、奄美の学生たちが身をもって、大人たちに教えてくれているような気がします。
楽天へドラフトで入団することが決まった選手もいます。
奄美の選手で、春の高校野球で甲子園への切符を大きく手繰り寄せた高校生たちもいます。
昨今の10-20代の若者たちが、上の世代に激励をしてくれているかのような活躍が続き、嬉しい限りです。
今までの島の常識の中から、自分たちの力で自分たちの可能性を広げ、選択肢を開拓していっているかのように。
この背中は心強いですよね。
選択肢を自らの力で広げていく力を見習わねばと勉強させてもらいました。
そんな姿に敬意を表し、私は次世代の子供たちが選ぶ道が増やすことができる政治もしていきたいと思います。
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