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過疎地域側の移住者を受入る気持ちについて
今日も一日お疲れ様です。
皆様は下記のような話を聞いたことがありますか?
この移住者は地域にそぐわないからいらない。
この移住者はシマに来る前から問題があったんだろう。
だからUターンや地元の子供たちを地元に残す取り組みを考えた方がいい。
そんな話を人生の先輩方から時折耳にします。
この感覚は、いじめ問題も似ていると感じます。
もし希望を持ってこの地域に移住してくれているのであれば、受け入れる側も学ぶべきところもあるのではないかなと感じます。
人間は誰しもそれぞれの個性があります。
人によっては、この人とは相性がいい。この人は少し苦手。
それが自然な感覚だと感じます。
移住者が一つ過ちを犯してしまったら、それが、真実の部分と色塗りされた部分が混ざり合いながら噂として広がることも耳にします。
地域のしきたりを分からない場合だってあると思います。
誰しも器用ではないですし、それが個性です。
住民に対して犯罪を犯したなら、それは改めるべきですが、上記のケースは犯罪ではないことがほとんどです。
そもそも自分自身が地域にとって完璧な人間がどうか問われたら、私は間違いなくNOです。
まだまだ未熟です。
なぜ移住者に地域にとっての、私にとっての100点満点を求めるのでしょうか。
一つ例を挙げます。
地縁も血縁もない新入社員があなたが所属する会社に入社し、初めてミスをした場合、どうしますか?
ミス一発で解雇にしますか?
もしくはミス一発でいじめのような対象にしますか?
それをすることで、その会社は維持・成長するのでしょうか?
多分多くの方が、多めに見ると思います。
そのミスが2回目であろうが、3回目であろうが、指導しながら、共に歩むと思います。
少なくとも、私は新卒の会社でミスもしました。上司に怒られたこともあります。
怒られましたが、いじめられてないですし、解雇もされてもいません。
一緒に業績を上げて、結果を残していこう。
そんな姿勢で先輩が向き合ってくれていたと思います。
もちろん、会社によっては、新卒に対しても私が新卒で入社した会社と異なる考えを持つ会社もあるとは思います。
Uターンや地元民であろうが、どのような地域に根を下ろしたいかは、きっと考えていると思います。
Iターンの移住者だって、きっとそうではないでしょうか。
排除や受入拒否をするのは、ある意味簡単です。
一方、教育は難しいものだと感じます。
なぜなら教育指導する側も、自分が教育する側なのかと見られるからです。
教育する側は自分自身も律さなければいけませんよね。
もし教育指導はするけど、私はその指導したい内容をやらないとなると、指導された側は不信を抱きますよね。
そして世界各国でSDGsを掲げ、【誰一人取り残さない〜】と掲げています。
IターンやUターン、地元民はその地域で生活する理由が各々あると思います。
理由もそれぞれ異なると思います。
もし過疎化しているあなたの地元が、Uターンや地元民ばかり重宝していたらどう感じますか。
そんなことをした時に、次世代が将来を担う年代になった時、その地域はどのようになっていると思いますか。
次世代を牽引している世代には、責任があると思っています。
だからこそ、この受入側の移住者への向き合い方はとても大切だと思います。
その中で、受入側が必要なことが、『問う力』だと感じます。
何か誤ったことをしたのであれば、それを問う。
そしてその答えを聞く。
その繰り返しだと思います。
いきなり分かりあうなんてことは、なかなかできないですから、お互いの意見を交換する気持ちが大切だと思います。
当然ながら、それでもなかなか難しい移住者もいると思います。
その難しい人がいた際に、なぜか大きな括りで、Iターンは難しい人だという考えを持つ人もいます。それは避けた方が良いと思います。
個人のパーソナリティを見ておらず、抽象的なイメージで判断してしまっている可能性があります。
繰り返しになりますが、それが次世代のためになるのか。ということは考えた方がいいかもしれません。
少なくとも私はそこへ立ち戻り考えます。
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