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給食がやっとはじまる1年生の母として感じること

今日から
いよいよ給食がスタートする。

4月から小学生の仲間入りをした
わが家の息子と母親であるわたしは
それはそれはこの日を楽しみにしていた。


在宅ワークということ
3歳上に双子の姉がいるということ
それらの理由で
学童には入らない選択をした。

保育園を卒園してから
学校が始まるまでの間
自宅で一緒にお昼ご飯を食べることが
日課になっていた。


息子は卵アレルギーがある。

お昼に手軽に食べられ
パパッと作れるアイテムとして
わたしはよく「卵」を使う。

アレルギーがない双子やわたしは
卵が大好きで
長期休みや給食なしで早帰りの日は
決まって卵にお世話になる。


でも、
今回はいつものそれが使えない。

メニュー決めのときに
いつも以上に頭を使った。


たまに使う外食も
卵なしを選ぶとお店が限られるので
ちょっぴりストレスだった。

これがわたしの
正直な気持ちなんだと思ったら
言葉にできて良かったと感じている。



メニューも限定されて
外食よりもおうちご飯がよいとわかり
4月のほぼ半分は
息子と一緒にお昼ご飯が当たり前になった。


少し前までは
保育園の給食がわたしたちの当たり前で
この違いになれるまで
やはりパワーを使った気がする。


1年生の息子を
通学路途中までお迎えに行く。

そこで必ず
「今日のご飯な〜に?」と
黄色帽子をかぶった息子に聞かれる。

そのやりとりが新鮮で
いつしかわたしの楽しみになっていた。



学年だよりをみて帰宅時間を確認。

その時間めがけて
仕事の手を止めて
息子がお腹いっぱい食べられるものを
思いつきで作る。

このルーティンが
繰り返すうちに
楽しい時間になっていたのだ。


子ども4人
夫とわたしの6人家族のわが家。

いつも大人数で囲む食卓も
息子と二人きりの時間となり
それはそれは特別な時間でもあった。



育休中に離乳食を
マンツーマンで息子にあげていた頃を
フト思い出して
とっても懐かしくなった。

それくらい久しぶりに
二人きりを楽しめた気がした。



お昼ご飯は必ずおかわりをする息子。

お腹いっぱいになったあと
必ずわたしの座っている上に
ちょこんと座るのも日課になった。


はじめての小学校に
カラダも心も想像以上にパワーをつかい
充電している姿にこれまたグッときた。


今日からその当たり前がなくなる。

おばあちゃん手作りの
ランチョンマットを持参して
それを机に敷いて
みんなとはじめての給食を食べるのだ。


4月の献立は
「卵」は不使用で
除去食にもならず
同じメニューが食べられる。

アレルギーっ子には
嬉しい出来事だったりする。


「卵は?」と
献立をみながら
こちらに確認してきた姿も
息子の成長を感じだ瞬間だった。



万が一
アナフィラキシーが起きたときの
エピペンとお薬を
ランドセルのポケットにしまった息子。

「これはお守りだよね!」

ちょこんとわたしの膝の上に座る姿よりも
息子が大きく見えて頼もしかった。



今日から平日は
学校の給食が息子の当たり前になる。

双子の姉たちは
給食委員になったらしい。

下膳するときに出会えるようで
それが新たな楽しみになっているようだ。


わたしは間違いなく
春休みからはじまった息子とのお昼ご飯が
楽しい時間となったし
ステキな思い出の1ページに加わった。


ちょっぴりめんどくさいな…

そんな出来事が
宝物になることをまた体感できて
とてもしあわせだった。


今日の帰り道に
給食の話を聞くのが今から楽しみだ。

「いただきます!」

ランチョンマットに並んだ
給食をみて
キラキラした目の息子を想像して
これまたあたたかな気持ちになっている。


美味しく召し上がれ。
楽しく召し上がれ。


▼髙橋泰代のホームページ


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