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帝王切開ママも必要な女性器ケア。産み方が違っても自分のからだを労ろう。

産後にからだのケアをすること

しかも
「女性器」のケアをするなんて

当たり前ではなかったわたしがいる。



はじめての妊娠は双子。
緊急帝王切開スタートだったため、
そのあと2回のお産も帝王切開。

膣を介しての
出産方法とは無縁だったので

「わたしには関係のないこと」

そんな思いがあった。


産前の会陰マッサージ
産後の骨盤矯正
産後の尿漏れ

よく耳にするこれらを
どこか
「他人事」に感じていた。


経膣分娩に
なんとなく憧れがあったからなのか

わたしには関係ない…と
何なら拗ねてたのかもしれない。

「下から産めないわたし」には
関係のないもの。

そんな感じだったのだ。



3回妊娠・出産をして
自分のからだのなかに
もう1つ(または2つ)命がある感覚を
体感すると

からだがどんどん変化をしていった。


その過程が
とても興味深くて
わたしは妊娠中がとっても好きな人だ。

あの何とも言えない
一体感がたまらないのだ。


妊娠中はわたしと赤ちゃんは一緒

目には見えないけれど、
お腹を触れるとそこに命を感じるし

お腹が張ると
「無理しちゃダメなんだな」
「休もうか」

そんな合図を感じていた。


産後は
からだから赤ちゃんは物理的に離れる。

自然と目の前にいる
赤ちゃん優先になる生活になり

妊娠中に気にしていた
自分のからだには意識が回らない。


そんな当たり前を
積重ねてきたのが
わたしの当たり前となっていたのだ。



会陰という場所
そこに初めて触れたのは

3回目の妊娠中
妊娠期間も
かなり後半になっていた頃だった。


クリニックの先生に

「会陰は出産にそなえて
お餅みたいに柔らかくなる」

夫と一緒に参加した両親学級で
かなり興味深い言葉を聞いたのが
きっかけだった。


下から産まないけれど

「触ってみたいな…」

そんな欲が出た瞬間だった。


裸になるチャンスのお風呂場で
初めて会陰に触れてみた。

「おっ!めっちゃ柔らかい!」
「伸びる〜」

思わずそんな言葉がもれた。


関係のない場所だったところを
意識して触れてみると
思わぬ発見をした瞬間だった。


そこを産前マッサージすると
赤ちゃんがスルリと出てくるように
サポートできるだろうなと

そんなことを
すぐにイメージができたのだ。


それから
帝王切開でのお産を終え
初めての尿漏れを経験。
そこで女性器ケアを知った。


そろそろ自分のからだを
大切にしなくちゃね!

そんなことを
からだが教えてくれたのだ。


そこで
久しぶりに会陰に触れたときに
感じたのは
あのときと真逆の「硬さ」だった。


あのお餅のような感覚と
真反対の場所に驚き
からだの不思議を体感したと同時に

ケアすることの大切さを
痛感した瞬間だった。


わたしたち女性にとって
大切なのは

「潤い」と「柔軟性」だ。


硬い筋肉
乾燥している皮膚

これはやっぱり
卒業したい。


産み方は違っても
妊娠・出産でめちゃくちゃ頑張った
「女性器」こそ

自分の手で
丁寧にケアをする。


それを当たり前の世の中に。

おうちでママが娘に伝えることが
当たり前のことになる世の中に。


そんな想いで活動しています。


オンラインで実践ありの
女性器ケアを4児ママ看護師がお伝えしています
▶髙橋泰代のホームページはこちら




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