過去の自分

さて、初めてnoteに投稿する。というのも、たまたま記事を見ていたら、#君のことばに救われた という、企画をやっている事を知り、はて?自分自身、誰の言葉に救われただろう?と、妙に真剣に考えてしまった。

少し私自身について触れるが、33歳、男性。三児の父で、東京に在住している。
地元は北陸の片田舎で、高校から関東に出てきて、かれこれ18年くらいになる。
もともとは、日系メーカーの人事にいたが、先日、33歳にして、外資系コンサルファームの経営コンサルタントとしてゼロからキャリアを再スタートした。

三児の子持ちで、妻は専業主婦。そんな中で日系メーカーという、世間的には、The安定のような企業を辞め、33歳のおっさんが、ゼロからキャリアを再スタートするとういのは、正直、めちゃくちゃ悩んだ。簡単には覚悟を決められなかった。そんな中、(自分の中では)一世一代の大きな覚悟を決められたことばについて書きたいと思う。

日系メーカーではそれなりに順調なキャリアを歩んできた。会社のビジネスの方向性にも共感でき、上司や同僚は本当に人の良いメンバーが揃っている。仕事でも、やりたい事もある程度やらせてもらい、現状に対する不満というのは全くなかった。

では、なぜ転職を決めたのか?一言で言うと“危機感”に尽きる。

今、日本は大きな岐路に立っている。長きに渡り、経済成長は停滞し、GDPでもとっくのとうに中国に抜かれて、次は東南アジア含めて、いつどこに追い抜かれるかわかったもんじゃない。
国内では少子高齢化はどんどん進み、人口減少社会の中で、今までのように、内需に頼った経済活動はますます厳しくなって来ている。
状況を客観的に見ると、悲観的にしかとらえられない状況だ。

でも、そんな状況でひとりの日本人として、自国の地位が相対的に下がっていくのをただ指をくわえて見ているだけでいいんだろうか?
こういう危機的状況だということに気づいた人間が何かしら行動にうつさなければ、何も変わらないのではないか?と、思うようになった。

ちなみに、思考としては、こういう危機的状況だからこそ、グローバルで戦える人材に自分自身がなる必要があるということ、新らしい価値を日本社会に提供していくことで日本の経済を盛り上げたいということが、経営コンサルとうキャリア選択した大きな理由である。

少し話がずれるが、“何かやらなきゃ” と思ったきっかけはNewsPicksの影響が極めて大きい。
奴らは煽るのが上手い。読者に危機感を抱かせ、成功者をコメンテーターや出演者に多用することで、普通の人間でも“自分でもなにかやれんじゃねーの?” “何かやらなきゃいけないんじゃないの?” と思わせるのに長けている。自分自身がこうなったのも全部NewsPicksのせいだと思っている。笑

話を戻そう。NewsPicksは、きっかけではあったかもしれないが、だからと言って、NewsPicksに言われたから決めたわけでもない。自分自身で考え、納得し、覚悟を決めて選んだ道なので、なんら後悔は(今のところ 笑)していない。

#君のことばに救われた にもつながるが、なぜ今回、自分にとっては、大きな決断ができたのか。

それは過去の自分が背中を押してくれたからだと思っている。

高校三年の終わりくらいから、かれこれ18年くらいに書き溜めた日記がある。
今回、転職するか本当に悩んだ。三ヶ月くらいずっと悩んでいた。悩みすぎて、円形脱毛症になった。(ちなみに今も10円ハゲが残っているので隠すのに必死だ)
そんな時にふと日記をめくってみた。

これまで、過去の日記を読み返すことはほとんどなかったが、改めて内容に驚いた。
私は、悩んだ時に日記を猛烈に書く習性があるようで、自分自身が過去からどれだけ悩んで悩んで、それでも進むべき道を決めてきたのかということが改めて日記が教えてくれた。
もーね、本当に言葉では言い尽くせないくらい悩んでいた。ロダンの考える人くらい、考え、悩んでいる。(小学校にブロンズ像あったけど、今もあんのかな?)

話がずれた。
例えば、大学選び。東京の大学行くか実家に近い関西いくか。次は就活。田舎の長男だから、実家に帰るか、東京に残るか。
人生の節目節目で悩みながら、何が正しいかわからないけど、それでも決めて進んできた道って、結果として後悔はないなということに、過去の自分から気付かされた。

今回の転職も、これまでと同じように、あの時あの選択していてよかったなと思える保証なんて全くないけど、自分自身の思考回路としては、どんな結果になろうが、あのときあーして良かったなと思えるんだろうなと。

誰の言葉に救われましたか?

という問いに対しては、

過去の自分が今の自分を支えて、救ってくれた。

と、自信を持って言える。

確固たる正解がない時代。最後は自分がどういう人間か、どういう人生を生きたいか。それに尽きると思う。

いつ終わるかわからない人生だけど、過去の自分がいつかまた未来の自分を救ってくれる日が来ると信じて、今日もせっせと悩み多き日記を書こうと思う。

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