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Withコロナ時代の都市化

冬の寒い時期になってきたことで、室内や換気が行われにくい場所での、”密”な交流が増加(例:バーやレストラン、カフェなど)したようで、コロナ感染拡大が急激に広まり、欧州は各国で再ロックダウンへと動いております。またアメリカも米大統領選である一方、過去最高の感染者数まで上昇しているとのこと。

特に12月のクリスマスを宗教的にも、また商業的にも大切にしているイギリスなどの関していえば、下記記事のように、少なくとも12月初旬までのロックダウンによる様々なインパクトもあるでしょう。

日本でも、寒さが早く来る北海道で所謂”感染第三波”が来ているのでは、と懸念が出るような、クラスターを含めた感染者数増加が見られている模様。この流れは、今年初めに北海道から新型コロナ感染拡大が始まったシナリオと似ている面もあり、日本の都市部でも感染者拡大の流れを注視しないといけないですね、というメッセージかと思います。

Withコロナを長引かせている要因は有効なワクチン開発までの時間や、経済への打撃を恐れて強力なロックダウンなど対策を打ちにくい、等あると思いますが、同時に第二次世界大戦後に世界各国で都市化が広く進み、都市に人が引き寄せられ、経済の中心となり、多くの人の交流を通じた発展を遂げてきたことへの揺り戻しを迫られている、とも捉えることができるでしょう。

これから世界人口の大きな部分を担う、アジアやアフリカ大陸の都市化が現状の5割から、北米並みに8割水準までもっと進めば、世界の経済発展も伸びる、と考えられていたかと思いますが、同時にWithコロナ時代において、密な交流ができにくくなり、都市化の流れが一旦停止なり弱まったでしょう。一方でWithコロナ時代だからこそ、地方の過疎化の問題が解消されるか、という単純なことでもないでしょうし。数年後にやっと答えがわかるような気がしますが。


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