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コロナ禍での海運とその後は?

私の投稿で一番読まれている『海運』関連の記事。元々は新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で始まり、ロックダウンを通じて、物への需要が蒸発した、リーマンショック後、ずっと低迷していたが海運業大丈夫か?という記事でした。

それにしてもよく読まれているな、と感じていたら、投稿を書いてから1年間、海運業の業績は様々な要因から急激に上昇傾向にあり、閲覧数の高さは興味の高さであり、オルタナデータにもなる!なんてことも書いたわけです。

というわけで、私よりちゃんとリサーチされている方々のお話を下記に張り付けておきます。

ビデオを纏めると:

・コンテナ船(定期船)の世界的な需要自体は2021年に少し高まったものの、すごく高くなったわけではない
・一方でコロナ禍で、在宅勤務や家にいる人が多くなり、サービス消費は激減したが、北米の”物”(車や家具など)に対する需要が異常に高まった
・コンテナ船が入る北米の港湾は、突然の巨大な輸入に間に合う能力がなく、船が港湾外で荷下ろしをするために待機している、状態へ
・コンテナ船の供給が結果として減少
・加えてスエズ運河の座礁船に加えて、コロナに罹った従業員がいたので中国の港湾が一部閉鎖された
ー>纏めると、需要要因より供給減少が船賃上昇の大きな要因になっている

コンテナ船の供給が戻っても、今後コロナ禍が明けるまでの間、サービス消費が限定的な中で、これからも”物”に対する需要が高まると予想され、需要要因で船賃がすぐには落ちないだろうと。一方で好況からコンテナ船の造船も足元活発になっているようで、その船が出来上がる2年後とかには、コンテナ船の供給過剰に陥るのでは?とのこと。

ふーん、と個人的には感じながらも、コロナ感染の急回復がみられた2020年ではなく、その後の2021年に高値を付けるという意味でも、海運の業績はなんとも読みにくいな、と感じた。

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