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思考を紡ぐ方法論

あなたは会話の中で、しっかり自分の意見を述べる事ができるでしょうか?それ以前に、あなたは自分の頭の中でどのような考えを持っているのか自覚はあるでしょうか?他人の分析が得意でも、意外と自分の事は分かっていないもの。いわゆる「見識」を高める事で、自己の「思考」について掘り下げてみましょう。

見識とは、 物事を深く見通し、本質をとらえる、すぐれた判断力。ある物事に対する確かな考えや意見。 気位(きぐらい)。みえ。


文章を書けないのはやり方の問題

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私はよく、他人に文章を書く事を進めています。なぜなら、人間の思考は曖昧だけれども、何かしらの形でアウトプットする事で思考に秩序が生まれるから。例えば「戦争についてどう思う?」と聞かれた時、ほとんどの人が”良くないもの”と答えるでしょう。しかし、「じゃあ何が良くないの?」と質問を続けると意外と言葉に詰まるもの。要は、"なんとなく悪いもの"という認識はあるものの、見識をもっていないのです。「戦争についてどう思うのか」を文章化する事で自分の見識が言語化されます。そうやって見識を広げていく過程で思考に秩序が生まれ、アイデンティティが生まれるのです。

つまり、見識を表在化する手段がアウトプットになるわけです。

で、文章に慣れ親しんでいない人は「文章の書き方が分からない」といいます。これは取り組みの手順を間違えている事から生じる勘違いで、何を書くか考えるのが先行しているパターンです。

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