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マンガでわかるシリーズ化された本を数冊まとめてみた。仕事編

今回は、マンガでわかるシリーズになったビジネス系の書籍をまとめてみました。マンガになるやつはベストセラーが多いのですが、こういったノウハウ本をマンガで読むのはオススメしません。オススメしない理由は3つ

①分かりやすくしようとした分内容が薄い
②読むスピードが遅くなる
③まとまりがなくなっている

①マンガにまとまるってことは、それなりにストーリーが作られているので、その分ページが取られて伝えたい大事なポイントの説明が浅くなっているものが多い。あと脳の仕組的に、具体例を出されると別の具体案が浮かびにくいという罠が。あえて抽象的な書き方をする方が読者の場面に沿った記憶定着ができるのでもったいない。
②マンガになると結論までの前置きの方が長くなるのでその分ムダに内容までピックアップしなきゃいけない。速読の基本は瞬時にそのページの重要キーワードをピックアップすることなので、不向き。
③これは自分の体感だけかも知れませんが、文章の羅列で記憶するので、マンガにされると頭に入りにくい上に結局何が言いたいのかが1ページ読んだだけで分かりません。ビジュアライズが逆効果になっている印象。大事な要点を1ページにまとめるは何においても重要。

上記の理由でオススメできません。読むなら高校生とか、本当にその分野に関して知識が真っさらな人ぐらいでしょう。ただ、哲学書や自叙伝など、ストーリーが重要なものに関してはマンガはっても分かりやすいです。まぁ適材適所ということですね。

さて、ここから本題ですが、今回はこの3冊をベースに構成しています。

「仕事が早い人と仕事が遅い人の習慣」
「99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ」
「世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?」

中には他からの引用もありますので悪しからず。こういったベストセラーシリーズの多くは経済学者のテクニック+経験則で書いてある事が多いので、経験則の部分を科学的知見から補足する形になります。

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まずこの3冊に共通して書かれている事。それは、効率的なシステム作りとアウトプットスキルです。
うまく行く人といかない人の差はほぼ前者の効率化のシステム作りの有無にあります。
知人で、大学生の時に作ったシステムが某大手ト◯タに ◯000万円で売れたという話を聞きました。なんでそんな馬鹿高い額払うんだと初めは思っていましたが、これにより人件費が10人分でも浮けば、年間少なくとも3000万以上のランニングコスト削減になるんですよね。仕事でも勉強法でも、共通してもっとも重要なのはやはり効率化システムです。

自分の場合、iPadを使い始めた事で全ての作業がスピードアップしています。iPad proなので総額16万円以上かかっていますが、ランニングコストでいえば年間うん百万の価値があるんですね。
あとはアウトプットスキル。これも出してナンボで、お金も知識も外に出さなきゃ腐るだけ。なぜなら相手は出したものを基準に価値を判断するのだから、出さなきゃないと同義なワケです。ただ出し方を間違えると損失になるので、いい具合に出していきましょうというお話です。

ざっくりと、「物、環境、スペック、タスク」と4つに分けてみました。

まずは物。余計な物は捨てましょう。方法としてコンマリ式でときめかない物は捨てればいいと思います。あと、仕事や勉強でいえばペーパーレス化をオススメします。統計的に人間は、一日に10分間、探し物に時間を取られてるそうです。これは年間に換算すると365×10=3650分、すなわち60.8時間もただ探し物をしてる計算になります。2日ちょいもロスという事です。
このように、無駄を減らしたい場合は数値化をしましょう。すると、ただ漠然と「やめなきゃ」と念じるよりも、心の底からやめたくなるはずです。下のデータにも書いてますが、アウトプットに於いても数字で示すというのは納得してもらう上で非常に重要なスキルです。数値化されてないものを定量化するクセをつけましょう

余計な物を減らすのは環境設定に繋がります。人間は人間関係も含め、環境から得る情報に大きく影響されています。その情報操作の最たるものがインターネットです。グーグルのパーソナライズ広告は完全に顧客心理を応用したテクニックで、なんとなくクリックしてしまうシステムが出来上がっています。
人間の注意力は2.8秒を超えるとほぼ半減するので、注意を逸らすには充分な効力を発揮します。

まず作業を行う時はスマホを目につかないところに置きましょう。そして、SNSの操作は時間を決めます。「何となく休憩タイムにSNS」は脳科学的に最も良くない使い方です。

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