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エンジニア採用のお困り事_「恐竜になりたくない」 _面接編

皆さんお疲れさまです。山上です。採用活動はいかがですか?
先日、外国籍エンジニアの書類選考について、noteを書きました✍

書類の時点で「何をどう見るか?どう判断するか?」が、これまでのプロセスとは少し違いますよね。今回は面接の中で、困った事と対策を記載していきます。

やっとの思いで面接設定できたけど、どうしよう?😨」と嘆き苦しむ方に向けた内容となっています。

  • 最初の会話どうしよう。

  • 話が抽象的すぎて、正しさ or 実力が判断できない…

  • スキル、条件の事ばっかりやん…

  • Visaとか聞くのかな?

こんな事を感じた事がある方に、少しでも参考になりましたら幸いです。

アイスブレイク

初っ端で難関到来。アイスブレイク。そもそも緊張しているのに、何を話せばよいのか

「恐竜になりたくない!」 候補者の真意は?

面接官の英語力に左右されますが、候補者の回答内容が具体的、かつ納得性が高くないと感じる瞬間があると思います。特に母国語ではない言語で比喩などの表現を聞くと、「例えなのか?熟語で意味があるのか?何を伝えたいんだ?」と困る事もしばしば。

僕も解釈に困る事をしばしば経験しました。例えば、

・僕:転職先に求めるものってどんなものがありますか?
・候補者:I do not wanna be a dinosaur(恐竜になりたくない)
・僕:??

いつかの面接

突然に石器時代にタイムスリップしたような感覚で、一瞬止まってしまいました。

  • なぜこの時代に恐竜? "peace of cake"的な熟語?

  • 転職先に求めるの文脈で恐竜?マスコット?怖い?

  • 絶滅したくないって事?氷河期?

などなど、脳内で様々な可能性が戦ってしまい、追加質問もできず、きょとんとしていると、「どうしたの?」と逆に聞かれてしまう始末。意を決して、あのーー…それはどういった意味でしょうか?」と確認し、「常に最新技術に触れて、生き残れるキャリアを描きたい」との事。

(いや、それやったら最初から最新技術に触れれるって言ってよ\(^o^)/オワタ)と心のなかで6,000回は思いましたが、一旦落ち着きを取り戻し面接を再開しました。母国語ではない言語で意味深な返答が来たとき、結構困りますよね。

深ぼる際のポイント

選考中になんだそれは!?と思ったら、プライドを捨てて聞くべきですね。日本語だと仮説の精度がまだ高いと思いますが、他言語になったら、その分気持ちを入れ替えて質問を多めにしましょう。

  • Could you explain more detail?

  • Could you tell me the meaning of what you said?

と、丁寧に聞けば、候補者側も具体的に説明をしてくれるはずです。言葉の理解度が下がるからこそ、補完出来るような面接姿勢で望むのがオススメです。その質問をしてもまだ比喩や抽象的な話をしてくる場合は、ちょっと厳しいか…という判断になると思います。

スキル・条件について

感覚値になりますが、面接で候補者からもらう質問の中で、「スキル・条件」の割合は日本国籍の方より多いかなと思っています。「御社のビジョンは…設立背景は…」という想い系よりも

  • どんな成長機会がありますか。〇〇はどうやったら経験できますか

  • 評価制度ってどうなってますか。給与テーブルとの連携は?

  • 応募職種のキャリアアップはありますか?

など、少し属性が異なる質問が来るイメージです。どちらが良い悪いではなく、ジョブ型雇用・メンバーシップ雇用が根付いた文化の違いかな〜ぐらいで捉えています。ただ、「うちはメンバーシップ型だから、個人のキャリアに目を向けてビジョン系を聞かないのはダメ」と門前払いをするのは避けたほうが良さそうです。

現在、日本の就業人口は減っており、Webエンジニアの求人倍率は8倍を超えます。大手、外資、ベンチャー関係なくエンジニアを探している中で、「うちはこうだから」だけで切ってしまうと、事業成長を止める阻害要因になる可能性が高いです。お互いの思う所をすり合わせられるよう、選考を進めていきましょう。

特にベンチャーだと、求人票、給与制度、評価制度、キャリアアップって…なんだ?(もしくはざっくり)な所が多いと思うので、外国籍人材を採用するとなったら、ジョブ型雇用の意識だと〇〇が大事か、と意識を切り替えましょう。下記が項目別に違いを書いてくださっているのでオススメ。

面接の最後に

色々な質問の深堀りや準備した回答をした後、「これで終わりか」と気を抜いてはいけません。最後に大変重要な事を聞く必要があります。そう、Visaです。

ついつも通り終わらせてしまいそうになりますが、Visaの有効期限はいつか、種類はなにかをここで聞いておくと、今後の対応がスムーズになるので聞いておくことをおすすめします(人事以外の面接官はVisaに関して全く意識していない事も多いので、リスク回避のためにも人事が聞くのが良いでしょう)。Visaが入社までに切れる場合は、再申請の手続き・費用などが発生するので、もれずに「Visaの期限はいつですか?」「種類はなんですか?」と確認しましょう。Visaの種類は多く、かつ条件が複雑なため覚えるのはムズカシイ(覚える必要も特になし)ので、一旦聞いて後で調べるで問題ないと思います。

(一応載せますが、ご参考までに)

外国籍人材編の終了

ここまでエンジニア(外国籍人材)のお困りごと編として’3本の記事を書きました_φ(・_・
これらを進めれば、なんとか採用活動は進むのではと思っております。外国籍人材、という切り口だけでここまで困るので、より対象やレンジを広げると困りごとが増えていくのではと思っています。。。辛いですね。

基本的に採用は常に困りごととの戦いなので、誰かと話したい、という方はMeetyでご連絡ください。悩み共有しましょう。

また採用担当として経験してきた様々なお困りごとを書いていきます!お読みいただきありがとうございました!

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